
先日、家族で加茂水族館に出かけた時のこと。
帰り際に水族館内の掲示板にさりげなく貼ってあったこんなチラシを発見!
「半券見せて、餃子1皿100円!」
という、鶴岡市内にあるラーメン屋さんのキャッチフレーズに見事乗せられた山形県民の我が家族。
加茂水族館のクラゲに見とれてお昼ご飯がまだだったので即決ですよ!
山形県民はラーメンを食べるか食べないかと聞かれ、食べないという選択をすることは有り得ません。
山形県民は「ラーメンの消費支出金額日本一」ですが、別にその立ち位置を維持するためにラーメンに固執しているわけじゃないですよ!?
山形県民は、純粋に「ラーメン」という食べ物が何よりも大好きなんです!
ということで、さっそくそのラーメン屋さんに向かいました。
詳しい紹介をする前に、このラーメン屋さんに行くきっかけをくれた加茂水族館の記事はこちら!
【奇跡の復活!ギネス認定の加茂水族館で神秘的なクラゲに圧倒!】
弱小閉館間際の水族館から、ギネス記録を保有する超一級水族館に変貌を遂げた奇跡の水族館です!山形県の誇りです!
この記事はこんなお話
「つるおか家本店」データ
店名 | つるおか家(TSURUOKAYA) |
店舗所在地 | 山形県鶴岡市小淀川字谷地田5-1 |
店舗数 | 2店舗(本店、仙台店) |
料理ジャンル | ラーメン |
営業時間 | 11:00~15:00、17:00~21:00 |
座席数 | カウンター10席、テーブル6卓、小上がり3卓、合計56席 |
電話番号 | 0235-23-5727 |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | ・山形駅から車(有料道路優先)で約1時間30分(約93km)
・鶴岡駅から車で約10分(約4km) ・加茂水族館から車で約15分(約9km) |
このお店の「食べログ」、「ラーメンデータベース」はこちら!
「つるおか家本店」に行ってみた!
加茂水族館から約8kmほど車を走らせ、お店に着いたのは午後1時15分ころ。
お昼のピークは過ぎているにもかかわらず、お店の前には行列ができているではありませんか!
駐車場もとても広くて、楽々駐車できました。
行列はありますが、順番通りにならんでいるわけではありません。
どうやら名前を書いて順番を待つシステムのようです。
で、お店に入ってまずびっくり!
入口正面に「女子高生がこのお店のラーメンを欲している絵」が4コマ漫画になっているポスターが貼ってあるじゃないですか!
わたしたち夫婦の頭にふとよぎったのが、鳴見なる先生の「ラーメン大好き小泉さん」。
ラーメン大好きの美人女子高生がラーメンをひたすら食べるという、ラーメン好きにはたまらないめっちゃ面白い漫画です。
ラーメン大好き小泉さん 1-6巻セット |
この記事を書いてて後悔してます。あのポスターの写真を撮ってくればよかったと・・・。
ちょっと話がずれましたが、そんなポスターに吹き出しつつ名前を書いたところ、わたしたちの前に既に6組ものお客さんが待っているじゃありませんか。
結局、待ち時間は15分くらいでお店の中に入れました。
思ったよりスムーズです。
待ち時間に店内を見回してみると、こんな賞状が掲げられていました。
「山形らーめんフェスタ2016」の「わりばし人気投票」で「第2位」に輝いたようですね!
味にはお墨付きってわけですか!俄然期待が持てますね!
やっとお店に入れました!
行列に並ぶこと15分、やっとお店に入れました。
お店の中は黒を基調とした木目調です。壁一面木の板が貼られています。
わざと木材の表面を焼いて炭化させ、真っ黒くして木材を日持ちするように仕立てる技術の「焼杉」のような感じ。
多分色を塗ってるだけなんでしょうけど、それでも十分落ち着ける雰囲気ですよ。
席数も意外と多いです。
50席くらいはあるんじゃないでしょうか。(調べたところ56席でした)
しかもほとんどがテーブル席に見えます。これもいいですね!
学生さんのアルバイトと思われる男性店員に通されたのはやっぱりテーブル席でした。
これも囲いがしてあって、通路側以外の周りの目はあまり気になりません。
テーブル上にあった勝手にメニュー表を勝手に撮影させてもらいました。ちょっと光が反射して見づらいところもあります。ごめんなさい。
典型的なラーメン一本で勝負しているラーメン屋さんのメニューですね!
わたしは、初見のラーメン屋さんでは、必ず一番人気メニューを頼むことにしています。
だってそれが一番確実ですからね。
わたしが頼んだのは、「味噌ホルモン麺」の大盛にしました。
奥さんが頼んだのは、画像のメニューの中にはありませんが、壁に貼ってあった別メニューの「冷やしラーメン」。
お腹が減りすぎておかしくなりかけていた長男は「お子様ラーメン」にしました。
店員さんはボタンじゃなくて声を掛けて呼ぶシステムでした。
店員さんに注文をしながら気づいたのが、
肝心の餃子を頼んでないじゃんよ!
ということ。
慌てて加茂水族館の半券を出し、注文をします。
注文をして待つこと7、8分。
餃子から運ばれてきましたよ!
頼んだものが来ました!
まず運ばれてきたのは餃子です。
きれいな焼き目が付いた6個入りの餃子です。
タレ受けには、ん?このタレ、酢醤油じゃないですね。
一見すると味噌のようにも見えます。
味見をしてみると、どうやらただの味噌とも違うようです。
玉ねぎのみじん切りをベースに味噌や醤油などを混ぜてるんでしょうかね?
甘酸っぱいタレです。敢えて例えるなら、市販の焼き肉のタレの味。
これに餃子を付けて食べてみます。
メニューにも書いてありましたが、餃子にはにんにくを使っていないようです。
その代わりニラがたくさん入っていますね。
決してしつこくなく、子供でも平気で食べられる味です。
奥さんが勝手に酢胡椒を作ってたので、わたしもそれにつけて食べてみましたが、十分イケます。
この餃子が本来350円なんですが、加茂水族館の半券を見せると100円になるんですね!
それだけでかなり得した気分です。
餃子を食べていると、運ばれてきたのはわたしのラーメン。
「味噌ホルモン麺」の大盛です。
見た目的に器は小さめですが、その中にラーメンがひしめいていますね!
「ホルモン」は一般的なホルモンではなく、「一頭の豚から数キロしか取れないバラ軟骨」だそうです。
それを高圧もしくは長時間煮込んでいるような具合です。
一般的なホルモンではなく、チャーシューでもなく、例えるならば煮込んだ鶏がらについているお肉をそぎ落としたもの、つまり「ほぐし身」が一番近いですね。
それに煮卵が一個丸ごと入ってます。その他にメンマ、もやし、ノリ、スープには長ネギとニラが浮いてます。
スープには背脂が沢山浮いてますね。
なにぃ!?せ、背脂だとぉ!?
背脂と言ったらやっぱりコレ!
ラーメン大好き小泉さん(3) (バンブーコミックス) [ 鳴見なる ] |
もはや名言!
「止められない罪の欲求 それはまるで降り重なる花びらのよう 欲しい 欲しい 背脂が欲しい」by小泉さん
この3巻にわたしが個人的に大好きな名作が入ってるんです!
さあ、実食です!
まず、スープは背脂が浮いていますが思ったほどしつこくありません。
十分な豚の旨味が抽出されているにもかかわらず、味付けもあっさりとした非常に優しい味です。
上に載っているメインの「ホルモン」は、やっぱり「ほぐし身」と呼ぶのが一番近いです。
これもさほど味は濃くありませんが、スープの味付けよりは濃く、ピリ辛に味付けされています。
若干スープの味が変わりますね。
麺は若干緑掛かった中太麺。
あ~わかった!これ、加茂水族館のチラシに書いてあった「だだちゃ麺」ですね!?
鶴岡市特産の「だだちゃ豆」を練りこんでいるんでしょうか?
モチモチしててわたしは好きです。
大盛を頼みましたが、食べきれないほど多くは無く、個人的にはちょうどよかったです。
食べ終わって気づきましたが、全部食べた後に「あ、結構脂でお腹いっぱいになるな」と言う感じです。
決して嫌味な感じはしません。全体的にあっさりとした薄味であったために、最後は背脂も相まってちょうど良い腹持ち具合になるということです。
写真は撮っていませんが、長男が頼んだお子様ラーメンのスープを味見しました。
がっつりと豚のスープが出ている割に塩分控えめで優しい味に仕上がっていました。
で、コレが奥さんが頼んだ「冷やしラーメン」です。
見た目は半透明なスープにサラダチキンが添えられてますね!
山形県民は冷やしラーメンも大好きですから、コレは嬉しいです。
ちなみにこれ、まだよちよち歩きの次男が奥さんに貰って一生懸命食べてました。
赤ちゃんでも食べれるほどの優しいラーメンです。
お会計は全部合わせて2400円でした。
いかがだったでしょうか?
この「つるおか家本店」さんは、家族4人で十分満足できるお店でしたよ!
肝心の味については、味覚ほど千差万別異なるものはありませんので「わたしはおいしくいただきました!」としておきます!
今回、加茂水族館でちょっとしたご縁があり、初めて訪れることになったお店ですが、これからもおいしいラーメンを提供し続けていただきたいです!
これからもがんばれ、つるおか家本店!
おわりに
当ブログでは、我が山形県への旅行や移住、特産品の購入を考えている全国の皆さんに対し、少しでも役に立つ情報をまとめています。
わたしが実際に観光地などに行ってみて直接取材していますので、限りなく観光客と同じ目線に立って記事作成に当たっています。
実際にその場所まで行く必要があるので、ちょっと記事を書くペースは遅くなるんですけど・・・
この記事以外にも、山形県内のそれぞれの地方ごとにまとめた記事がありますので、ぜひコチラもご覧ください!⇒【山形県を遊び尽くす】
以上でーす!