
今回、全国の皆さんに紹介するのは、山形県戸沢村にある「道の駅とざわ『モモカミの里 高麗館』」です!
もう、名前からしておもしろい(笑)
この道の駅は、戸沢村と韓国との交流により作られた、異色すぎる道の駅なのです!
この道の駅の存在は以前から知っていましたが、改めて行ってみると、本当に笑いがこみあげてくるレベル(笑)
韓国との交流があるのは差し支えありませんが、なぜ、韓国風の建物まで作っちゃったんでしょうね?
さらに、道の駅の中には、日本人にはあまり馴染みのない「トーテムポール」がたくさん建っていました。
でも、このトーテムポールもやっぱり変(笑)
まるでモアイ像のように、同じ方向を向いて立っているんです。
さあ、全国の皆さん、とくと見よ!
この記事はこんなお話
「道の駅とざわ『モモカミの里 高麗館』」データ
施設名称 | 道の駅とざわ モモカミの里 高麗館 |
施設所在地 | 山形県最上郡戸沢村蔵岡3008-1 |
連絡先 | TEL 0233-72-3303 FAX 0233-72-3361 |
休館日 | 4月 - 10月:無休 11月 - 3月:第2・4水曜日(祝祭日の場合は翌日) |
営業時間 | 9:00~17:30(4月~11月)、9:00~16:30(12月~3月)施設により異なります |
駐車場 | 大型車専用11台、身体障害者専用を含め小型車71台 |
お手洗い | 有(個数13:男7・女5・身障者用1) |
レストラン | 有(韓国料理) |
売店 | 有 |
アクセス | 新庄駅から車で約25分(約17km)
鶴岡駅から車で約50分(約39km) 庄内空港から車で約50分(約39km) |
こんな時に利用するのがベスト! | 山形旅行の際、話のネタとして立ち寄るのがいいと思います! |
(参考:道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」公式HP、Wikipedia)
戸沢村に韓国風の道の駅ができた理由は?
この道の駅、ネットでググると散々叩かれてます(笑)
中韓関係の施設は、往々にして一部の日本人の格好のターゲットになっちゃうんですね。
当ブログでは、あくまで正式に公表されている事と、わたしが実際に見てきたことだけをご紹介していきます。
戸沢村と韓国が交流を持つきっかけとなった出来事があります。
まずはこちらをご覧ください。
戸沢村と韓国との交流の歴史は、30年以上前の昭和60年まで遡ります。
戸沢村で農業に従事している若者たちが、栃木県にあるアジア農村指導者養成専門学校「アジア学院」の留学生たちと交流を始めました。
平成元年には韓国中部に位置する忠清北道チュンチョンプクト堤川チェチョン市と戸沢村の「国際交流塾」のメンバーによる、農業技術交流を主とした相互訪問がスタート。
両国の冬季農業の課題や農村開発について意見交換しました。
その後、農業の後継者対策として国際結婚を推進し、戸沢村に韓国出身の女性が暮らすようになります。
彼女たちに日本人社会により早く馴染んでもらえるよう、戸沢村は日本語教室の開講をはじめ、村民との相互理解を図るための交流事業などを実施。
そして、平成9年には日韓友好を目的に、道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」が完成したのです。
引用:山形県HP「道の駅とざわ」より
と言う事だったんですね。
ネット上では「韓国人に乗っ取られた村」とか、反韓思想を持った方々から散々な言われようをしていますが、実際、山形県に住んでいるいち県民としては、全く気にするところではありません。
むしろ、異色の観光スポットとしていいんじゃないでしょうか。
現在では、戸沢村に数十人の韓国人や中国人のお嫁さんがお住まいになっているという事です。
「モモカミの里」という名前は、アイヌ語で崖を意味する「モモ」と、盆地を意味する「カミ」をくっつけて、戸沢村のある最上地方の響きを持たせたということです。
・・・ん?
ここ、アイヌ関係あります?
どちらかといえば琉球よりでは?
道の駅の中を見学しに行ってみよう!
道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」があるのは、庄内地方と最上地方を結ぶ国道47号線沿いです。
この道、最上川がすぐ隣を並行して流れています。
遠くからでもとても目立つ道の駅なのですぐにわかります。
駐車場に車を止める前からわたしをお出迎えしてくれた皆さんがこちら!
トーテムポール君たちがお出迎えをしてくれます。
日本人にはあまりなじみがないですよね(笑)
これら韓国風トーテム君に「天下大将軍」とか「地下女将軍」なんて書いてあります(笑)
もう、この時点で、わたしの足りない頭では理解不能でございます。
こういうのが、この道の駅の中にたくさん建っていて、ある意味一つの観光スポットになっているんです。
わたしが行った時は、道の駅への人の入りはボチボチでした。
駐車場のすぐそばにあるのが、こちらのお店。
その名も「うめちゃんキムチ 道の駅とざわ高麗館店」です!
あまりよく存じませんが、こちら以外にも店があるんでしょうかね?
以前、芸人の出川哲郎さんの冠番組「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京)で、ロッチの中岡さんと一緒にこちらを訪れていましたね。
無茶苦茶元気のいい韓国人のお母さんが無理やりモノを押し売りしていました。
ちょっと覗いてみると、画像には映っていませんが、ちゃんとお店にいました!
観光客の日本人のお母さんに対して必死で押し売りしてました(笑)
特製キムチとか、キムチソフトなんていう変わり種まで売っているようです。
次に見つけたのが、この道の駅の案内板です!
この隣にも写真付きの案内板があったのですが、ちょっとボロくて映すに堪えなかったので止めました。
先ほどの「うめちゃんキムチ」の隣の階段を上っていくと、色々なオブジェがありました。
こういうのを見ると、山形よりも沖縄の方が似合いそうな気がしますね。
多分、韓国のこういうものは、沖縄のシーサーなんかと同じ流れを汲んでるんでしょうね。知りませんけど。
階段の斜面には、このような龍の彫刻がありました。
手に持っているのは、かの有名なドラゴンボールでしょうか。
いでよ神龍!そして願いを叶えたまえ~!
神龍「さあ、願いを言え。どんな願いも一つだけ叶えてやろう」
けたろー「一生困らないくらいのお金をください!」
神龍「分かった」
ちゃり~ん!
神龍「願いは叶えてやった。さらばだ」
ドシュ~~~~!!!
・・・10円。
はい、次!
結構な段数の階段を上ると、出てくるのがこちら!
この奥が売店になっています。お土産なんかを買えそうです。
・・・ん?
入口脇に立っている看板に「すべりどめ観音」って書いてますね?
「←」あっちにあるんですね。お土産を見る前にちょっと行ってみましょう。
こちらが「すべりどめ観音」です。
こんなオモシロおかしい道の駅にある観音様だから、どうせ半分おフザけなんだろうな~、と思っていると、そこには「すべりどめ観音」と言われる理由があったのです。
はい、こちら!
・・・というわけです。
どうやら、受験の「すべりどめ」から派生したものではなく、「地すべり」が由来となっているようですね。
そこから「受験にすべらないように」って変わっていったんでしょうね。
オモシロ道の駅にちょっとはマジメな部分を見つけたところで、売店の中に入ってみましょう。
売店に入ると、予想通り全力でコリア推しですよ!
見て下さい、これ!
日本中どこを探しても、高麗人参の特設コーナーを設けている道の駅はここだけだろう。
遥か昔になりますが、ペ・ヨンジュンが大流行した時は、この道の駅もヨン様一色になったようですけどね。
今では指してネタも無いのか、漢方薬推しにシフトしたようです(笑)
石焼ビビンバを作るのに必要であろう石釜や、ハングルが書いてあるごま油が売っていました。
結構心惹かれたのがこちら!
普通に美味しそうだな~って見てました。
冷麺と言えば盛岡冷麺が有名ですが、何がどう違うんでしょうね?
気になる所です。
でも買ってません。
超低予算ブログですから、見るだけですよ☆
だって、1記事の予算は300円以内ですから。
売店に売っていたのは韓国の物ばかりではありません。
日本の物を見た時に、妙にほっとしたのはわたしだけでしょうか。
こんな風に一通り売店の中を散策したら、外に出ましょう。
売店に入ってきた入口の反対側に出口があります。
外に出てみると、さらに上に階段が続いており、登って行けるようです。
・・・ん?
・・・んんんんん?
何やこれは?
体育座りをしているおじいちゃんに見えます。
こちら、韓国の済州島の「トルハルバン」というものだそうです。
「石のおじいちゃん」という意味だそうです。
・・・じーーーっと見るでない!!
もう、次行こ!
階段の先には、また奴らがいました。
調べてみたところ「天下代将軍」とは地上の偉大な神で、「地下女将軍」は地下世界の偉大な女神と言うことです。
やっぱりちょっと日本人とは思想が違う気がしますね。
向かって右側に立っているのはなんでしょう。こけしのように見えなくもないですね。
よくわかりません。
多分両方とも、守護神のような存在なんでしょうね。
こやつらを越えてさらに上に行くと、そこからこの道の駅が一望できます。
最初は山形に韓国!?ってなりましたけど、こうしてみると、意外とありなのかな~という気になってきます。
不思議ですね。
この広場は、相当広いので、子供を連れてきて遊ばせるには持ってこいです!
でも遊具は何にもありません!
一通り見学したら、次はレストランを覗いてみましょう。
・・・と、またいました!
もう飽きた!引っ込んでて!
わたしが行った時、レストランは既に終わっていましたが、ちょろっと中を覗いてみました!
何とも言えない雰囲気が漂っていました。
メニュー表が出ていましたので、撮影しました!
「今日は給料日」「俺ん家栄誉賞」「青春☆ボーイ」「僕らのマドンナ」「玉手箱」「ダイエットは明日から」
・・・?
もう、失笑するレベル(笑)
しかも「石焼きがヤバイ」って・・・アンタのほうがヤバいよ!!
一体、この道の駅はどこに向かっているんでしょう。
完全に韓国とは関係ないメニュー名です。
でもこれ、多分メニューは石焼ビビンバの類のはずです。
せっかくなので、レストランの中を拝見・・・。
レストランはなかなかキレイでしたよ!
営業時間が終わっていたので、テーブルの上はまだ散らかってましたけどね。
あらかた見たので、そろそろ帰ることにします。
階段を下りながら下に向かいます。
お手洗いも他と同じくこのような感じです。
1階がお手洗いで、2階が情報コーナーだそうです。
駐車場に戻ったら、敷地内の片隅にこんな建物を発見!
一瞬で韓国の雰囲気が飛んでいきましたね!
ほっとしたような、物足りないような。
せっかくなので中にお邪魔してみましょう。
高麗館には無かった、純粋な山形の特産品たちが並んでいました。
戸沢村の直売所も兼ねているのでしょうか。
今季初めてリンゴが売っている直売所に来ました。
もうそんな季節なんですね~!
戸沢村の特産品のエゴマを使った商品がたくさん並んでいました。
派手さは全くありませんが、なんとも素朴でいいじゃないですか。
素朴な人間って、いいですよね~!
皆さん、エゴマって「ごま」じゃないですからね?
「紫蘇」の親戚で、バジルの仲間です。
せっかくなので、戸沢村のエゴマ商品を少しご紹介しましょう!
いかがだったでしょうか?
道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」は、想像以上によくわからない道の駅でした(笑)
でも、全国に一つや二つ、こんな道の駅もあっていいんじゃないでしょうか。
せっかく戸沢村に韓国の方々が嫁いでくれたんです。
その人たちがいなければ、この村は成り立たなかったかもしれませんしね。
ただ、どうしても気になったのが、施設の維持管理ができていないような雰囲気だったこと。
修繕をする費用が無いのか、至る所にガタがきてたのが気になりました。
どうか、今後も潰れないで営業を続けてもらいたいものです。
全国の皆さん、山形旅行の際にちょこっとだけ立ち寄ってみませんか?
おわりに
当ブログでは、我が山形県への旅行や移住、特産品の購入を考えている全国の皆さんに対し、少しでも役に立つ情報をまとめています。
わたしが実際に観光地などに行ってみて直接取材していますので、限りなく観光客と同じ目線に立って記事作成に当たっています。
実際にその場所まで行く必要があるので、ちょっと記事を書くペースは遅くなるんですけど・・・
この記事以外にも、山形県内のそれぞれの地方ごとにまとめた記事がありますので、ぜひコチラもご覧ください!⇒【山形県を遊び尽くす】
以上でーす!