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けたろー
こんにちは、けたろー(@ketaroou)です!

 

先日、わたしが勤めている会社で、とある会社役員が入社したての社員とこんな話をしているのを聞きました。

 

「お前はまだウチの会社や業界に染まってないな」と。

 

話を盗み聞きした結果、どうやらこの会社役員はその社員に「会社色・業界色に染まってほしい」という意味で使った言葉でした。

 

この「会社に染まる」「業界に染まる」という言葉を聞いた時、わたしは何とも得も言われぬ不快感を覚えました。

 

ブログやツイッターを始めていない頃の、他人の考えをあまり享受することが無かった頃のわたしがこの言葉を聞いても、別に何ら違和感を感じなかったことでしょう。

 

他人様の考え方や多様性を間近に感じ、当ブログを通して色々と発信してきた今だからこそ、この会社役員が放った「染まる」という言葉に違和感を感じたものだと思います。

 

その会社で働いているから「その会社に染まる」。

 

その業界にいるから「その業界に染まる」。

 

果たしてその考えは正しいのか否か、自論を展開していきたいと思います。

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会社役員が社員に「染まる」ことを要求した理由を考察

その会社役員(以下「A役員」という)が入社したての社員(以下「B社員」という)に対して「会社色」「業界色」に染まることを要求したのは、何ら大げさなことではなく、単に「 早くウチの会社に馴染んでもらいたい」「業界に慣れてもらいたい」と言った意味合いであることは、明白なことです。

 

明白なものであるとわかっているにも関わらず、わたしはその言葉に「違和感」を感じてしまったのです。

 

そしてもう一つ、違和感の他にこう感じました。

 

「何言ってんのコイツ?考え方が古臭いな」と。

 

A役員の年齢は還暦を超えているように見えます。

 

わたしは、年齢を重ねることに対しては、メリットもあるがデメリットもあると考えています。

 

年齢には、その人がそれまで働いてきた環境、生きてきた環境がモロに反映され、時にそのことがデメリットになると。

 

生き方、考え方、働き方の多様性が世間に認知され始めて世間が徐々に変わり始めたのは、個人的にはここ数年のことだと感じています。

 

その多様性が世間に認知され、多様性に対する情報発信が盛んになったのは、インターネット環境の発達と、様々なSNSの登場などによる影響が非常に大きいものであることは言うまでもありませんね。

 

また、政府が取り組んでいる働き方改革や、複業推進などの要素も一役買っていることに異論を挟む余地はありません。

 

わたしが勝手に思うに、このA役員は役員に上り詰めただけあり、会社一筋・その業界一筋で生きてきた人間なのでしょう。

 

仕事一筋で生きてきた結果、役員となり社会的地位も実際に高くなった。

 

わたしはA役員とB社員のやり取りを聞き、A役員は「頑張れば俺みたいになれる」「俺みたいになるには会社や業界に染まる必要がある」「社員である以上、会社に染まることが必要」そう言っているように聞こえて仕方ありませんでした。

 

私情を排除し、客観的にこの言動を分析した場合、役員の役員なりの親心だったのでしょう。

 

これら言葉を言い放ったA役員は、特段これらの言葉を意識して言い放ったわけではなく、あくまで、いち先輩・上司という立場として言ったものだと思います。

 

【自論】会社・業界に染まることを要求する行為は浅はか極まりない

ここからはわたしが勝手に考えた自論です。

 

あくまでわたし個人の自論ですから、異論反論は一切認めませんので悪しからず。

 

A役員がB社員に向けた「会社・業界に染まることを暗に要求する行為」は「社員である以上、問答無用で会社に奉仕し、会社のために尽くせ」ということを言っているに等しいものだと考えます。

 

もし、A役員のその要求に合致した人がいれば、会社勤めに反感を抱いている人からは「社畜」と揶揄されてしまうでしょうね。

 

「会社のために尽くす行為」は、働き方・賃金の稼ぎ方に多様性が無く「自分の時間・能力を会社に売って、代わりに賃金を得る」という昔ながらの「会社勤めスタイル」に特化した上、これにプラスして「会社に人生を捧げろ」と暗に命令されているものとわたしは捉えます。

 

非常に不快感を感じますね。

 

わたしは当ブログで散々語っていますが、企業の代表や役員に勘違いしてもらいたくないのは、「従業員は誰しも会社が好きなわけではない」「皆が皆出世志向があるわけではない」「仕事は賃金を得るための手段としてしか捉えていない者も大勢いる」ということです。

 

実際に、たとえ正社員であったとしても、反企業的な思考を持った従業員や、会社に過剰に自分の時間を捧げたくないと考えている従業員はたくさんいるんです。

 

ネット環境が整備され、SNSにて様々な職業の人・考え方を持った人と繋がることができる現代において、未だに「会社のために尽くせ。それが社員としての使命だ」というような化石化した思考を社員に押し付け、会社に奉仕するように仕向けている企業があるとするならば、近いうちに必ず社員に見限られてしまいますよ??

 

しかも、見限っていくのは、情報社会に敏感な若年層からですよ?

 

もし、その会社で働くのにその会社に染まる必要があったり、業界に染まる必要があるのであれば、その会社・業界が好きな人であれば、会社が気に欠けなくても勝手に染まっていきます。

 

その「染まる」「染まらない」というものは、本来使用者側から雇用者側に教育したり伝達したりするものではなく、教育・伝達する必要があるものでもないのです。

 

だから、A役員がB社員に暗に伝えた「ウチの会社に染まれ、業界に染まれ」ということは、わたしから言わせれば浅はか極まりないです。

 

「はぁ?何言ってんのコイツ」なレベルです。

 

わたしは声を大にして言います。

 

「A役員、わたしはあなたを浅はかな人間だと思います。」

 

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【自論】お前のその会社・業界に「社員が染まるだけの価値」はあるか?

そしてもう一つ、使用者側が考えないといけない事は、「その業界、本当に染まるほどの価値があるのか」ということです。

 

非常に難しい特殊な職業であったり、特殊な資格や免許・知識を持たないと就くことが出来ないような職業であれば、その業界や会社に染まる価値はあると思います。

 

基本的にそんな特殊性を必要とする会社の割合は決して高いものではなく、むしろ少数派ですからね。

 

でも、一般的に考えてどこにでも存在し、一般的に考えて誰にでもこなせるであろう業務内容の職種であれば、果たして、従業員がその会社・業界に染まる価値があると言えるでしょうか?

 

価値があるというより、従業員がその会社・業界に染まりたいと思うでしょうか?

 

その会社・業界が好きな人は勝手に染まればいいと思います。その人がその会社・業種・仕事内容を好きである以上それを咎める要素などありませんからね。

 

世の中の企業の代表や役員などの使用者側の人間は、A役員がB社員に対して暗に示した「ウチの会社に染まれ、業界に染まれ」というようなことを実際に口に出して自社の従業員に説く前に、まず「自分の業界・会社に魅力はあるのか」ということを考えてほしいものです。

 

もはや、収入も人間関係も何もかも、勤務する会社に依存するだけの時代は遥か前に終わったんです。

 

働き方の多様化・考え方の多様化・情報発信の仕方の多様化など、全て多様化しているんです。

 

会社一辺倒、業界一辺倒の時代は過ぎ去ったんです。

 

それを知れ、使用者。

 

それを認めろ、使用者。

 

「多様化」を知って認めない限り、お前の会社に明日は無い。

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