
今回は、前回の記事【職場の同僚に対する悪口・陰口は、最終的に自分の身を滅ぼすってマジ!?】の続きです!
前回の記事では、
他人に対して悪口や陰口をたたくという行為は、人間性のカケラも無い、純粋に職場環境を悪化させる行為であり、それを続けていると回りまわって自分に全て跳ね返ってきて、最終的に自滅しますよ!
ということをお話しました。
今回はより具体的に、わたくしけたろーのこれまでの社会人生活で出会った「いつでも同僚に対し悪口・陰口をたたいている人」に共通している特徴を挙げていきたいと思います。
最初にお断りですが、下記の特徴に当てはまっていても、他人に悪口や陰口を言わない人だってもちろん存在します。
あくまで、わたくしけたろーがこれまでに出会った「他人に対して悪口や陰口をたたいている人」が下記の特徴を持ち合わせていた人であった、という「わたし個人の体験談」と言う事でご理解くださいませ。
この記事はこんなお話
1負けず嫌い
陰口モンスターどもに共通していたことの一つ目は、どのモンスターも「負けず嫌い」でありました。
その人ごとに能力の差異はもちろんありますが、とにかく全ての面において他人から負けるのが嫌いなんです。
「負けるのが嫌い」というよりも、勝ち負けの概念が無い事柄すら何故か勝負事であると勝手に理解し、なぜか他人よりも「上手にしよう」「成果を上げてやろう」という野心が見え隠れしているんです。
一緒に仕事をしているこっちとしては、な~んか妙に不愉快になりましたね。
別に競っているわけではないのに「勝った!」とか「それ手抜きですよね!?」なんてことあるごとにムカっとする一言を放ってくるのですから。
平和主義者であり他人と競うのが嫌いなわたしとしては、その「誰とでも競おうとする思考」が今でも理解できません・・・。
2完璧主義者
陰口モンスターの次なる特徴は、どのモンスターも完璧主義者であったのです。
完璧主義者とは、文字通りなんでもかんでも「完璧」にしないと気が済まない性格を言う事はわかりますよね?
この完璧主義者は常に完璧を求めていますから、「別に80点の仕事でいいや」「90点の仕事をすれば十分でしょ」という思考の人の考えを全く理解することができません。
もし80点、90点の仕事をしている人を見つけたものならば、いきり立って「なんできちんとした仕事ができないの!?」と怒鳴りつける勢いで責め立ててきます。
手を抜いて仕事をしても大して商品やサービスの質が落ちないものであっても、その完璧主義な性格によって「過剰品質の追求」とでも呼べるようなムダな状況に陥ります。
仕事の手順にしてもそうですが、自らが他人に教えた仕事に対しては、教えた相手がその手順を一挙手一投足同じように履行しない場合、非常に厳しく注意・指導してきます。
例え、最終的に両者の作業内容に何ら差異が見当たらないような場合でも、です。
この完璧主義的な性格を持っていると、仕事は100点でも職場環境は0点な状況に陥ってしまいます。
どうせなら、職場環境も100点を目指してもらいたいものですが、この特徴を持った陰口モンスターは、良好な職場環境などどこ吹く風です。
他人がやった完璧でない仕事は全て一人でやり直しはじめます。
・・・それじゃあ他の社員はやる気が無くなってしまいますよね。
わたしは、仕事はカバーしあってするものだと思います。
仕事の品質は80点とか90点で十分であり、それよりも長く続けられる100点の職場環境こそ一番追求しなければならないものだと考えています。
でも、こういう陰口モンスターにはそんな「良好な職場環境」なんてどうだっていいようです。
その点については非常に鈍感なんです。全く残念なことです。
3神経質
陰口モンスターは、非常に神経質な面があります。
ちょっとした行為、音、光、その他の事象全てが気にかかり、ちょっとしたことが許せなかったりします。
おそらくこれって、完璧主義の延長線上にあるものなのかなぁと思いますね。
自分が気になったことはどうでもいいものでも何度も確認し、根拠を求め、周りから「面倒くさい奴」って思われます。
確認するという行為自体は正解なんですが、それを何度も何度も、極小事案まで確認を繰り返されたり意見されたりすると、一緒に働いている人の精神がどんどんとおかしくなっていきます。
どうせ神経質なのであれば、「ねえ、なんで○○さんそんなに調子悪そうなの!?」「どうしてそんなに機嫌が悪いの!?」と、職場環境が悪化している原因部分についても、その偉大な神経質さを発揮して分析・確認・解決を図ってもらいたいものです・・・。
4器が極端に小さい
陰口モンスターは、他人が行った自分が不愉快に思う言動が絶対に許せません。
自分が不愉快に思ったり反感を持った言動については徹底的に確認し、一方的に責め立ててきます。
傷つきやすいとでも言う事ができるでしょうか。
傷つきやすいから、自分が不愉快に思う言動が極端に許せず、他人にそういう言動を取られる前に攻撃してやろう、とする心理が働くのではないでしょうか?
つまり、人間としての器が極端に小さいと言えますね。
もっとどっしりと構えていてもらいたいものですが、陰口モンスターはそうはいきません。
何に対しても取り越し苦労が多く、いつも何かで不安がっているように見えます。
その特定の事象について、不安だから許せなかったり反感を持って責め立ててきて、自分の意見が正解だということを無理やりにでも証明したいのです。他人に認めさせたいのです。
不安な気持ちはわかりますが、仕事とは単独業務以外は本来、組織・チームで行うものです。
そのチームを崩壊させかねないような行動は切に慎むべきです。
もっと安心してもらいたいものです。
陰口モンスターがまだ見ぬ未来や事柄に一人で不安になっていても何の意味も無いですし、物事は進むべき方向に勝手に進んでいくのですから。
5何でも根に持つ
陰口モンスターは、何でも根に持ちます。
悪い事・嫌だったことはもちろんですが、良い事も、気になることもいつまでもず~~~~~っと覚えているんです。
しかも、覚えているのは他人が行った言動についてのみ!自分が他人に言い放った言動については、なぜかビックリするくらい覚えていないんですよね・・・。
傍から見ると「なんでそんなこと覚えてるのよ!?」という事項まで覚えているんです。
もちろん、他人からされた嫌な行為なんておそらく生きている限り永遠に覚えているんでしょう。
この「他人からされた嫌なことを覚えている」ということが、陰口モンスターの陰口・悪口の根底にあるんです。
この膨大な「他人の行為の記憶」から様々な出来事を引っ張り出してつなぎ合わせ、あることない事混ぜ込んで人の悪口・陰口を完成させ、周囲に発信するんです。
だから、その内容はより具体的に構築され、他人に影響を与えやすい内容に変貌を遂げるんです。
この「根に持つ」という性格の悪いところは、イヤな記憶を引っ張り出すのが基本的な動作ですから、前述した通り「負けず嫌いな性格」「神経質な性格」「器が小さい性格」の影響を受けた結果、急速に陰口モンスターの機嫌が悪化し始めるんです。
もう、勝手に機嫌が悪くなっていくんですから、職場の雰囲気も一気に悪くなります。
6人に過剰に関心がある
陰口モンスターは、他人に対して過剰に関心があります。
例えば、特定の人の家族構成や住んでいる場所、噂話、乗っている車や好きなことまでとにかく何でも聞きだしたがりますし、知りたがります。
この「他人のことを知りたがる」ということにより入手した情報も、最終的には「悪口・陰口」の材料にされてしまうのですからたまったもんじゃありません。
他人の情報を知るだけ知っても、結局自分の得にはなりませんし、他人が自分よりより良い生活環境等だった場合、羨ましくなるだけで何ら得するところはありませんよね。
あなたの身近にも、「他人に過剰に関心がある人」っていっぱいいると思うんです。
客観的な意見として、この手の性格を持つのは中年の女性が多いような印象を受けますね。
7普段から言葉遣いが荒い
陰口モンスターの多くは、普段から言葉使いが荒い傾向にあると思います。
ここには記載できないような汚い言葉を日々日常的に使っているんです。
具体例を挙げますと、わたしが出会った陰口モンスターの中には、女性なのに自らを「俺」「オラ」と言ったりする人がいましたね。
同僚に対しても常にタメ口。
本来同僚に対するタメ口とは信頼関係が完成しているのが使用条件ですが、こういう人種の方々は、人間関係など関係なくタメ口を使ってきます。
そして機嫌が悪くなると、猛烈に言葉使いが荒くなるんです。
もう、聞いてられません。
そこ、職場ですよ??
8全てを「一般化」して捉える傾向がある
たった一度、ちょっとした失敗しただけなのに、それを理由に「あの人は何でも失敗するよね」と言ってみたりする行為。
「あなたのこと、皆○○だって言ってるよ!」とどこの皆かわからない仮想人物を大量に用意して発言を繰り広げる行為。
こういう行為は一つの事柄を全体に広げて理解する行為であり、心理学の専門用語で「一般化」という現象らしいです。
物事が「一般化」されてしまうと、一度悪者にされた人はとことん悪者にされてしまう傾向があるということです。
陰口モンスターの口癖は、往々にして「みんな」「ずっと」「絶対」など、この「一般化」の例として挙げられる文章そのものなんです。
一般化すると、とある一部分の批判・批評・注意指導にとどまらなくなり、人格否定が入ってくるということです。
人格否定、陰口モンスターの悪口・陰口の最たるものですね。
そして心理学的に、この一般化した思考は「認知のゆがみ」からくるものであるというそうです。
つまり、陰口モンスターの思考・心理状態は、歪んでしまっている可能性があるのです。
「言ったもの勝ち」とはよく言ったもので、陰口モンスターはおそらく他の誰よりも何かについて「言っています」よね?
つまり、陰口モンスターの一般化された歪んだ思考が、周囲に大量に伝搬してしまうのです。
そうなれば、嘘か真かわからない情報に皆踊らされ、それを基準に「あの人はこんな人だ」という人物像が確定してしまう傾向にあります。
これ、ものすごく危険なものです。
どうですか?
あなたの思想は一般化していませんか?
おわりに
わたしがこれまでの社会人生活で出会った、人に対して悪口・陰口を言うのが生きがいにしている人は、上記のような特徴を兼ね備えておりました。
わたしはこういう特徴のある人のことを調べていくうちに、対象者は「認知が歪んでいる」ということに全ての答えがあると思いました。
認知、つまり思考・考え方が歪んでいるから、その人が考えること万事がブレていき、その結果、人の悪口・陰口をたたくという行為に落ち着いてしまっているのかと。
何度も何度も申し上げますが、他人様のことを悪く言う人と言うのは、職場にとって「害」以外の何物でもありません。
例えその人が言っていることが正しくても、ツッコミどころのない完璧な攻め方をしたとしても、それに人格否定を含む言動が加わり職場環境が悪化した時点でその行為は「間違い」です。
会社組織が未来永劫継続していく上で最重要なのは仕事の質ではないと考えます。
仕事の質は90点、若しくは80点、場合によっては60点で十分なんです。
求めるべきは仕事の質よりも、社員がいかにその会社に継続的に勤務できる「勤務環境」「職場環境」が整っているか、と言う事なんです。
それを根底からグラグラと揺らし、乱し、破壊する陰口モンスター。
そんな間違った思考の持ち主は、徹底的に撲滅されるべきであり、考えを改めなければなりません。
次の記事では、そんな陰口モンスターの撃退方法を、けたろー流に考えてみたいと思います!
以上でーす!