
今回は、前回【職場内で同僚の悪口・陰口を言う人に共通する、残念過ぎる8つの特徴!】と前々回【職場の同僚に対する悪口・陰口は、最終的に自分の身を滅ぼすってマジ!?】の続きのお話です。
前回までの記事で、職場内で同僚に対して悪口や陰口を言う人の特徴と、その末路についてお話いたしました。
今回は、さらに一歩踏み込んで、こういった輩を徹底的に撃退する方法を考えていきます。
こういう記事を読みに来るということは、あなたもこういう輩に相当苦しめられており、何とかして解決策を模索しているところなのかもしれませんね。
当記事では、少しでもそんなあなたの役に立てることができれば幸いです。
お話を始める前提として、当記事ではあなたと相手が和解し「これからも共に働き続ける事」は前提としておりません。
確実に相手を撃退し、職場から排除する方法を考えていきます。
では、早速語っていきましょう。
この記事はこんなお話
人の陰口・悪口を多用する人は、人間性やモラルに欠けた人だと認識せよ
まず、この記事を読み進める前にしっかりと確認しておかなければならないことがあります。
それは、職場内で職場環境を考えずに他人の悪口や陰口を多用する人間は、人間性やモラルに欠けた者だということを認識すべき、と言う事です。
その理由は、前回と前々回の記事でお話した通りです。
こういった輩には絶対に同情してはいけません。
その少しばかりの同情が、こういった輩をますます助長させ、逆にあなたの首を絞める結果となりますので。
本人に注意しても根本からの解決は望めないことを知れ
職場環境を悪化させる行為を止めるように本人に注意するというのは、どの職場でも主に一番最初に取られる問題解決の手法の一つでしょう。
ですが、わたしの実体験としてたとえ本人に「他人の悪口・陰口を言わないように」と注意したところで一時的な抑制程度にはなるかもしれませんが、絶対に根本的な解決にはなりません。
なぜなら、こういった輩が他人のことを悪く言ったりするのは、もはや性格に刻み込まれているレベルで習慣化していることだからです。
試しに、その相手の過去のトラブル履歴や評判をさりげなく調べてみてくださいな。
同じような問題がごまんと出てきて「その人のせいで辞めた従業員がいる」とか「他人のことを延々と悪く言っていた」とか「その人のせいでうつになった人がいる」とか、聞くに堪えない問題が出るわ出るわ!な、状況になるでしょうから。
こういう人に注意をした場合、まず確実にダンマリになります。
こういう人は、「人の悪口を言うな」と注意されると、「自分はしゃべらないでと言われた」と捉え、必要最小限のことしか話さなくなります。
これは、これまでわたしが出会った同様のタイプの人に共通していたことです。
しゃべるときはベラベラとあることないことを話だし、しゃべるなと言われると何も話さなくなるんです。
両極端なんですね。
でもこれって、話さなくなるだけで決して「反省をしている」わけじゃないんです。
前述しましたが、人を悪く言う事が性格レベルで刻み込まれている人であるため、治るわけが無いんです。
今回注意して治るのであれば、前回注意した段階で治っているはずなんです。前々回注意した段階で治っていなきゃおかしいんです。
再発に再発を繰り返しているからこそ、今回本人に注意したところで、しばしの後必ず再発するんです。
わたしは「注意」の効力が無い等しいこういう人に対しては、社会的に木っ端みじんにしてやる他に解決策は無いと思っています。
では、どういう手法を取って行けばよいのでしょう?
1上司にありのままを伝える
まずは、直属の上司にありのままを伝えましょう。
もちろん、上司程度の力量で解決できる問題であれば、この問題はとっくの昔に解決されています。
これまでも問題を起こすたびに、その時々の上司にこっぴどく注意されてきたのでしょう。
でも、今に至るまで一向に解決していないのです。
「上司に言う」なんていうのは上司を立てる形だけの措置です。
企業と言う組織で働いている以上、最低限上司にはお伺いを立てるようにしましょう。
この「上司にありのままを伝える」時に注意すべきことは、上司の理解力がどの程度なのかと言う事を図る必要があります。
上司によっては理解力が低くて、問題の本質を理解していない場合があります。
こういう「人の悪口を言う人の問題」を、問題社員VSあなた、という問題として捉えているのであれば大間違いです。
あなたは単に今回の問題の矢面に立っているというだけの話であり、問題の本質は問題社員の「他人に悪口・陰口を言う」などという職場環境を悪化させる行為にあります。
それなのに、個人対個人の問題として上司が間違って捉えているのであれば、所詮その上司の理解力はその程度ですから、見限って次の段階に行きましょう。
2社内のコンプライアンス部門に報告する
上司に伝えた後は、上司経由でもいいですし、上司の上司経由でもいいですし、上司に内緒ででもいいですから、社内のコンプライアンス部門にありのままを報告しましょう。
その時、問題社員が日常的に行っている職場環境を悪化させる行為を、客観的な目線で事細かく書いたワンペーパーを作っておきましょう。
コンプライアンス部門を巻き込むことによって、わざとより大きな問題に発展させてしまうのです。
今のご時世、職場環境を悪化させる行為は絶対にタブーであり、その行為を告発した人に会社側が不利益を与える行為もタブーです。
おそらく、社内全体があなたに同情をしてくるでしょうから、あなたが不利益を被ることは理論上有り得ません。
ただし、この問題は「職場環境を悪化させる悪口・陰口」の問題でありますから、最終的に「言った言わない」の問題になってきます。
・・・ということは、問題社員が誰彼構わず対象として、他人の悪口・陰口をたたいているという証拠を残しておく必要がありますね!
3陰口を秘匿録音したり、嫌がらせの内容を詳細に記録し証拠を集める
問題社員に言い逃れさせないために、きっちり証拠を残してやりましょう。
その手法とは、秘匿録音が一番効果的です。
秘匿録音は、客観的に問題の被害者側が加害者の発言を記録しておくために行うのであれば、また、「問題行動を問題として摘発する」という意味で行うのであれば、別に違法行為ではありません。
秘匿録音するためには、ボイスレコーダーは必須ですね。
今のご時世、スマホでもできますが、スマホは日常的に使用しますし、置きっぱなしにしておくわけにもいかないでしょう。
ボイスレコーダーならば気兼ねなく置きっぱなしにして隠し置いておくことができますね。
相手の発言を秘匿録音して、証拠として残しておくことができれば、これほど心強いことはありませんね。
相手をグウの音も出ないまでに撃退するまであともう一息です。
秘匿録音した音声をコンプライアンス部門やらに提出し、問題社員が職場環境を悪化させていると認定させることができれば、問題社員には部署移動・懲戒処分などの何らかの処分が下されるでしょう。
ただし、悪い意味で社員に甘い会社ほど厳しい処分は見込めません。
その場合の最終手段が次です。
4刑罰法令の適用を検討する
最終手段として、刑罰法令の適用を検討しましょう。
つまり、相手の行為の行為の中から犯罪行為に該当するような行為をあぶり出し、その行為を詳細に記録し、警察に被害届を出すのです。
でも、どんな行為が犯罪に該当する行為であるかわからないですよね?
ここは、元POLICEMANであるわたくしけたろーが教えます!
まず、暴行罪を適用できる行為が無いかどうか検討してみましょう。
暴行罪とは、簡単に言うと「殴られたけどケガが無かった場合」に適用できるものです。
でも、実際に殴られていなくても暴行罪を適用できる行為があるんです。
それは「物を投げつけられる行為」です。
問題社員があなたに対して物を投げつけた場合、それが仮に外れたとしてもその時点で立派な犯罪行為の成立です!
あなたを目がけた場合はもちろんですが、あなたを威嚇したりするためにあなたの近くに物を投げつけた場合でも暴行罪に当たります。
次は「脅迫罪」です。
相手があなたに対して「身体に害を加える言葉」を言った場合、その時点で脅迫罪が成立します。
さらに、公共の場所で不特定多数の人がいる状況で、自分に対してあることない事暴言を言ってきたり、恥ずかしい事実を指摘して来たりした場合、それは「名誉棄損罪」または「侮辱罪」に該当します。
上記のような行為が確認された場合は、即座に「被害年月日時」「被害場所」「被害状況」をメモしておきましょう。
もし、他の人もその場所に居合わせていた場合、その時のことを覚えておいてもらいましょう。この人は被害届提出後「目撃者」という位置付けになりますので、供述調書の作成などに協力してもらう必要があります。
さあ、相手があなたに対して犯罪行為を行ったことが確定的になったら、被害場所を管轄する警察署に行き、あなたの名前で被害届を出しましょう。
そして、「犯人は○○です」とはっきりと被害届に書いてもらいましょう。
もう、被疑者(犯人)は確定していますから、おそらく数日中に問題社員に対し、警察署から任意の出頭命令が下るでしょう。
そして、問題社員が警察署に出頭した暁には、この事件についての事情聴取を受け、任意検挙となります。
被疑者の検挙形態には様々な形態があります。
軽ければ警察署長から発せられる注意(これを「微罪処分」という)程度で済みますし、事件が検察に書類送検されるかもしれません。
まあ、どちらにしても警察署で罪を認めた時点で「身元請書」という書類を問題社員の身内から徴する必要がありますから、身内にも問題社員が会社でどんな問題行動を行っていて、それが元で今回の事件に発展したということがバレることになります。
つまり、問題社員を家庭的に追いつめることもできます。
さらに、この事件の処分が重かろうが軽かろうが、問題社員の「犯罪経歴」として未来永劫履歴が残ります。
ここまで問題社員を徹底してやっつけることに対し、あなたは「かわいそう」だと思いますか?
こういう問題社員は、これまでここまでされることは無かったから、問題行動が再発し同じような問題行動を繰り返してきたのです。
だから、一度誰かがグウの音も出ないほどに徹底的にやっつけてあげる必要があるんです。
一度ポッキリと相手の人格を否定してあげないと、この問題社員は二度と元の感覚を身に付けることはできません。
最後まで諦めるな!あなたが辞めるべき問題ではないことを知れ
職場環境を悪化させる問題社員の問題行動や他人に対する悪口・陰口によって、あなたは相当疲弊して、もしかしたらあなたは会社を辞めようと思っているような状況になっているのではないでしょうか?
「こんな会社に未練は無いし、問題社員とも一緒に働きたくないから別にいいや」という未練の無いレベルのものであればさっさと退職するのも手でしょう。
しかし、その会社に愛着があり、辞めたくないにもかかわらずその問題社員がいるおかげで会社にいるのが嫌になっているような状況であれば、最後まで諦めるべきではないと思います。
徹底的に会社に訴えて相手に処分を下させ、または問題社員の問題行動で犯罪行為に該当する行為があれば、その行為を犯罪行為として警察に被害届を出し、徹底的に戦うべきだと思います。
だいたい、こういう問題社員には味方が存在せず、周りの社員の「コイツいい加減にせえよ」という認識は共通のものです。
つまり、あなたが問題社員をやっつけようと動くならば、それに同調して味方してくれる人ばっかりだってことです。
問題社員のことが原因で会社を辞めることは無いのです。
おわりに
覚悟は決まりましたか?
この記事で紹介した手法は、あくまで最終手段です。
間違っても、「個人的にちょっと気に入らない」程度の社員に使用してはいけません。
あくまでも、
「これまで何度も何度も他人を極限まで不快にする問題を起こしている上、注意されても再発を繰り返し、現在も再び他人に対して攻撃を続けているような問題社員」
に対して使用する、最終手段です。
しかも、用途を間違うとあなたもダメージを受けかねません。
諸刃の剣ですので、使用時期は信頼できる人に相談するなどし、慎重に見極めましょう。
こういう問題社員が世の中からいなくなることを願い、あなたのご検討をお祈りして終わりとします。
以上でーす!