再発率50%の恐怖!自然気胸で入院した時のことを語る!

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けたろー
皆さんこんにちは、けたろー(@ketaroou)です。
ポコ
けたろーの飼い主・・・じゃなくてアシスタントのポコだっポ!

今回は、私が十数年前に患った『自然気胸』についてお話します。

『自然気胸』ってなに??

はい、『自然気胸』とは、10代から30代の長身のやせ型の男性(例えるならば『アンガールズ』のお二人ような体形)に発症率が高い病気で、外傷がないにも関わらず肺に穴が開き、胸腔内に空気が漏れてしまい、肺が縮んでしまう病気を言います。

『気胸』については、一般社団法人日本呼吸器学会のページで詳しく記載されているものがありましたので、参考にしてください。

ポコ
じゃあボクは大丈夫だっポね!
けたろー
あーそうですねー。キミはデブ犬だからねー。はははー。

 

不可解な『空咳』の恐怖・・・い、息ができない!

 

私が自然気胸だと診断されたのがある年の年末のこと。あと数日で年が変わるという本当に年の瀬でした。

発症する一週間くらい前から、風邪をひいているわけでもないのに「こふっこふっ」という空咳が突然出始めました。

最初は忙しい時期だから体調が崩れかけてるのかな、くらいにしか思いませんでした。

当然喉も痛くないし、体には風邪の症状など一つもなかったので、無視を決め込み、クッソ忙しい年末業務に勤しんでいたのです。

 

その空咳は特にひどくなることもなかったのですが、なぜか治らない!不思議に思っていた矢先、突然状況が一変することになるのです。

 

ある日の夕方、仕事中にちょっと走った際、「ぎゅうううう」という胸を鷲掴みにされるような息苦しさに見舞われました。そして呼吸もままならず、その場にしゃがみ込むしかできなくなりました。

これが小走りする度起こります。明らかに何かがおかしい。

ただ、苦しくなっても数分経てば、感覚的には元通り!

アホなわたしは、その状態のまま夜遅くまで年末業務に励んだのです。

ですが、家に帰りふと考えてみると、あのような症状が出ることなどこれまで無く、自分の体におかしいことが起きていることは明らかでしたので、近所の市立病院の救急外来に行ってみたのです。

 

即入院です。このまま放っておけば、大変なことになりますよ!

救急外来で診てくれたのは、その日の当直医の皮膚科の男性の先生だったと思います。

先生に訳を説明したところ、指先に洗濯ばさみのような血液中の酸素濃度を測る機械をはめられ、一言。

「サチュレーション95!」

??

サチュレーションキュウジュウゴ?トヨタハチロクじゃねえぞ?

ポコ
けたろーが指先にはめた機械は、『パルスオキシメーター』というんだっポ!ギョーカイ用語では『サチュレーション』っても言うらしいっポ!

普通の人の血中酸素濃度は100%から99%と言うことです。当時、血中酸素濃度が95%だったわたしは、やはり数値的にもおかしい状況だったのです。

その後、レントゲンを撮られ、一度待合室に出されました。

 

その時、救急外来の受診者は私一人。静まり返った病院の中に、先生と看護師のヒソヒソ話がやけに大きく聞こえました。

「・・・先生に連絡して来てもらって。」「はい、じゃあ今から入れるんですね」「あ、あと、ベッドも用意しておいてね」「はい」

 

・・・・・・・・・・・・

けたろー
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおーい!もう絶対嫌な感じじゃんよ!

正直、ちょっと絶望的になったのを覚えています。

心臓の鼓動が早まる。手にも汗が浮かぶ。ちょっと震えてくる。

「けたろーさーん、どうぞー」先生が呼ぶ。

「どうぞ座ってください。」

「・・・はい」

「気胸という病気のようです。どこかで胸を強く打ちつけたりしました?」

「気胸?別にどこにもぶつけていませんが・・・」

「簡単に言うと、勝手にあなたの左の肺に穴が開いて、しぼんで縮んでしまったようです。それを元通りにしなくちゃいけないので、これから即入院してもらいます。」

 

な、なんだとー!?まさかの結果に呆然としました。全く予想外の結果が返ってきました。

だって、自分の肺に穴が開いてるなんて誰が想像しますか。

そしてこう聞きました。

けたろー
先生、俺どうなるんですか・・・?

先生が口を開きます「うーん・・・このまま放っておけば大変なことになります。」

この病気、胸腔内で肺から漏れ出した空気が、心臓や肺を圧迫し、危険な状態になりかねないというのです。

 

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けたろークエストⅢ「そして入院へ・・・」

先生が言います。「私は皮膚科の医師なので、今外科医の医師を呼んでいます。外科医の先生が到着したら、すぐに肺に溜まった空気を抜く処置をします」

静かな口調で淡々と告げられる衝撃の事実。当時、ヘタレだった私にこの話は辛すぎました。

わたしは、外科医先生が到着するまでの時間、親に、職場に連絡をしました。

 

けたろー
・・・部長、すみません。自然気胸って言われて、即入院することになりゃんした。
ポコ部長
うんうんそうか、じゃあ、みんなに迷惑かけるんだから、退院したらあのおいしいビーフ味のドッグフード缶詰を大量に差し入れるんだっポよ!
けたろー
はーい!わかりました、部長!ってお前、晩飯無し!散歩も無し!
ポコ
えーーーーー!?

 

外科医先生が到着しました。申し訳なかったですね、夜の11時過ぎに。多分寝ていたんでしょうね。

外科医先生がレントゲンを確認しています。「うん、うん、そうだね、間違いないね」何が間違いないんだ?肺に穴が開いているのが間違いないんですかい?と思っていると、外科医先生に呼ばれました。

 

「ではけたろーさん、このベッドに横になってください。これから胸に麻酔をして、この針を刺して、肋骨と肺の間に漏れ出た空気を抜きます。」

 

ちょっと待ってくださいよ、先生。

先生は目が悪いようですね。

視力検査してあげましょうか?

だって先生、それを針と呼びますか?

先生、私にはどう見てもぶっとくて長い金属製の管(もしくは棒)にしか見えませんが。

 

「チクっとしますよー」   チク。

本当にチクっとしましたね。麻酔ですね。本当にやるんですね。

グサっ!!

おふっ!管来ましたよ!本当にグサっと刺されました。私は目を背けていたので、それから何をやられたのかはわかりません。処置が終わった時には、胸からゴムチューブが出ていました。

 

「終わりましたよ」「これから入院となります。病室までは車いすで移動してもらいます」と言われ、看護師に連れられ病室へ。私のベッドは6人部屋の通路側の端っこでした。

けたろークエストⅢ「そして退院へ・・・」

 

看護師に付き添われベッドに着きました。

「けたろーさん、入院中は動いちゃいけません。歩いてもいけません。トイレもここでしてください。トイレはここに置いておきますので」

と言われ、ベッドのわきに置かれる大人用のオマル(?)。オマルを見つめる私。

 

ここ、六人部屋ですよ。しかもこのオマル、当然臭いを防ぐ機能など無く、当然水など入っていないですよね。一応フタは付いていますけど、出したら即臭いますよね。

 

私はその時、極力トイレはしないよう心に決めました。

ポコ
やっぱりけたろーはバカだっポ!
けたろー
仕方ないじゃんよ。出したら「あ、あいつしたな」ってわかるし、若い看護師さんはいなかったけど、ブツ見られるのイヤだし・・・。

正直、もう少しそのあたりの配慮が欲しかったです。

その後、5日間入院しました。幸いなことに肺の穴は初日の時点で塞がっていたようで、みるみる元通りの大きさに戻っていきました。

入院中は、本当にベッドの上から動かしてもらえませんでした。なんでも、肺から出ているゴムチューブの先に機械が付いており、その機械が弱い力で空気を吸いだしているのだそうですね。だから、動かれてチューブがずれたりすると困る、と言うことなんです。

このゴムチューブの先端が地味に痛いんですよ。胸膜か何かにコツンコツンとぶつかるんですね。ぶつかると地味に「おふっ」ってなるんです。

空気を吸いだしてはレントゲンを撮る毎日。本当に退屈でした。

 

そして退院の日、主治医の先生に言われました。

「けたろーさん、あなたの肺は一度穴が開いた風船と同じです。穴が開いた場所はこれまでよりも弱くなっていますので、今まで通りハリのある膨らみ方は期待できません。それに再発する危険性があります。再発する可能性は50%と言われています。あなたの場合、次再発したら手術となります。」

・・・その後、十数年経ちますが、幸いなことに未だ再発はありません。

どうか、絶対に再発しないように自分の肺にお願いしたい!

そうお願いした上で、今後も再発しないことをひたすら祈るばかりです。

以上でーす!

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