
今回は、現職警察官・警察学校入校予定のあなたに「禁煙」を勧めたいと思います。
あなたはそもそもタバコは吸いますか??
タバコを吸わないっていう人も、警察官という職業上の多大なストレスに負け、喫煙に走ってしまう危険性が十分にありますので、念のため目だけ通して行ってくださいな!
この記事はこんなお話
なぜ「禁煙」を勧めるのか?
おそらく、今現在の全国警察官の喫煙率は20%から30%の間で推移しているものと思われます。
わたしが警察学校入校予定者に禁煙を勧めるのは、別に世の中の流れに沿ったものだとか、休憩時間以外の時間に喫煙するな!非喫煙者と比べて不公平だ!とか、そんなどうだっていい理由ではありません。
純粋にあなたの将来のことを思ってということです。
わたしが現職時代のお話をします。
現職時代、それまで非喫煙者だった警察官が、仕事のストレスや眠気覚ましと言う意味でタバコを吸い始めたということが数えきれないくらいありました。
タバコとは、あなたがご存知の通り中毒性の高い嗜好品です。
しかも、タバコを吸うことによって身体的な利益は無いという事もご存知の通り。もはや「地球が丸い」というくらい当たり前のことです。
さらに、受動喫煙による周囲に対する悪影響も取り沙汰されており、自分のみならず周りにまで迷惑かける行為である「喫煙」行為。
わたしは、現職警察官はもちろん、警察学校入校予定の新人にもぜひ禁煙をしていただきたいと思ってます。
以前、この記事で書きましたが、警察官の平均寿命は、その激務のせいで一般人に比べてかなり短い傾向にあるというお話をしました。
激務のせいでストレスが溜まり、事件が発生すれば毎日毎日捜査が続く日々です。徹夜なんて当たり前。
日常勤務ですら毎日毎日心苦しくなるような出来事と直面しないといけないのです。
そんな辛い勤務環境に、依存度が高いタバコが一服要素として入ってきたらどうなるでしょう?
ニコチンなどの影響によって身体的な依存ができてしまい、タバコを延々と欲してしまうのはもはや目に見えますね。
日常生活でことあるごとにタバコを吸うようになると、よほど意志が強くない限り禁煙するのは容易ではありません。
ではどうすればタバコとの関わりを絶てるのでしょうか?
それはとても簡単!
最初からタバコに手を出さなけりゃいいのです。
そんなの当たり前のことですね。
害に近寄らなければ、犯されることはありません。その状態を継続できれば、タバコなど全く眼中に入らなくなります。存在すら意識しなくなります。
現在喫煙している方は、何とかして禁煙してください。
わたしは喫煙者ではないので、禁煙の大変さなど知りませんが、警察学校を乗り越えるより遥かに楽だと思いますので、意地を発揮してください。
もし、禁煙ができないまま年月が進んだ場合、恐ろしいことになるかもしれませんよ?
警察官の老け具合は、辛すぎる勤務環境に比例してものすごいスピードで進行していきます。
つまり、一般人に比べて生物的に体の機能が衰えて体が弱くなるのも早いということです。
そこに、タバコと言う害が毎日毎日入ってきたらどうなるでしょうか?
言わなくてもわかると思いますが、取り返しのつかないような大病の原因になったり、退職を待たずしてあの世に召される可能性があります。
警察官は激務による疲労・ストレスをお金に転嫁する職業です。
ただでさえ早死にする危険性の高い職業です。命を削る原因要素は疲労とストレスだけで十分だとは思いませんか?
そんなことを言うと「煙草でストレス発散してるんだけど」なんていう声が聞こえて来そうですが、決してそうではありませんよ!?
あなたが「タバコを吸いたい」と思っているのは、あなたの体がタバコの中に入っている薬物を欲しているというサイン以外の何物でもありません。
つまり、あなたの本来の意志ではないのです。あなたの体が間違った反応を示しているというだけなのです。
そのことを理解すれば、タバコを止めることも可能だとは思いませんか?
警察学校での喫煙事情とは?
警察学校での喫煙事情ですが、警察学校では喫煙をすることは可能です。
わたしが学生だった頃は、喫煙者は着校後一週間くらいタバコを吸えず、最終的にはやたらイライラしていたような記憶がありますね。
授業中は吸うことは出来ませんが、休憩時間や課外時間であれば、然るべき喫煙所で喫煙可能です。
また、わたしの勝手な偏見かもしれませんが、タバコを吸って警察学校でいい成績を取ることは不可能ですね。
そのタバコを吸っている時間、勉強に打ち込んでいる学生もいるんです。
自分の体力が増えない原因がタバコのせいであることに気付けずに打開策を考えているうちに、健康的な生活、しっかりとした栄養素を補給して体力レベルを上げている学生もいるのです。
タバコは体に害があるだけではなく、時間の浪費でもあります。
1本5分、一日に5本吸えばそれだけで25分のロスタイム。それが30日続けば750分のロスタイム。
さて、それが6か月続けば?10か月続けば?
その時間をタバコを吸って浪費させるか、勉強や運動など自己研鑽に使うか、一体両者の間にはどれだけの差が開くのでしょうね?
よく、「煙草はコミュニケーションを円滑にするもの」などと言われますが、それはあくまで警察学校時代にはありませんね。
警察学校では成績こそがすべて。煙草によって他人とコミュニケーションを図ったところで、何の役にも立ちません。時間の浪費です。
警察学校の忙しさは異常を極めます。
タバコによって時間も健康も失う前に、さっさと禁煙しちゃいましょう。
出来ることならば警察学校に入校する前に禁煙できればベストですね。
おわりに
警察官は黙っていても一般人よりも早く老け、生物的に衰えるのも早いのです。
そこにタバコと言う追い打ちを仕掛けることをしないでください。
警察学校でも、一線警察署に出てからも、タバコは最終的に不利益にしかなりません。
周りにも臭いをはじめとして様々な悪影響を及ぼします。
タバコを吸っている人はまさに「毒人間」です。
毒を吸って自ら毒を吐き出す存在になっていることにいい加減に気付きませんか?
最後にひとこと。
警察学校に入校を予定している人のうち、現在喫煙をしている人は、死ぬ気で頑張って警察学校入校までにタバコを絶ちましょう。
それができないのであれば、わたしは一言そんなあなたに申し上げたい。
一般人を大切にしなければならないはずの警察官が自分すら大切にできないのであれば、さっさと警察官を辞退した方がいいのでは?
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