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けたろー
こんにちは!元POLICEMANのけたろー(@ketaroou)です!

ポコ
ポコだっポ!今回は警察官によるパトロールについてのお話だっポよ!

 

今回は、警察官が行う警ら活動(通称「パトロール」)についてのお話です。

 

現職時代、受け持ち管内の住宅を回っていると、まれに地域住民にこのように質問されることがありました。

 

「この道って、毎日何時くらいにパトロールする決まりなのですか?」とか「一日に何回この道を通ることとか、決まってるんでしょう?」と。

 

これを最初に聞いた時、内心では「おいおい、パトカーをバスか何かのように定期運航しているものと勘違いしてるんじゃないですか?」と思いましたが、よくよく考えてみると、確かに地域住民にはパトロールに関する知識がありませんので、そう考えてもおかしくはないであろうことに気が付きました。

 

なので今回は、元POLICEMANであるわたくしけたろーが、警察官のパトロールについて一般の人が理解できるように詳しくお話をしていきたいと思います。

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そもそも、「パトロール」とは

警察官が行う「警ら活動」をパトロールと言います。

 

各警察署に割り当てられた担当地域を、交番・駐在所の警察官やパトカー乗務員などのいわゆる「制服警察官」が巡回し、犯罪者がいないかどうか、何かやらかそうとしている人がいないかどうかなどを見て回ったり、危険なものが道に落ちていないか確認したり、交通違反者を取り締まったりするなどの、最も身近な「治安維持活動」をいいます。

 

あなたも見たことがあるでしょう?自分の住んでいる地域でパトカーが走っているのを。

 

警察のパトロールは、犯罪者や犯罪者予備軍を威圧して犯罪の発生を予防するとともに、善良な地域住民に「パトロールしてますよ」とその姿を見せることによって安心感を与える活動であり、警察活動の基本中の基本の最も重要な業務の一つです。

 

パトロールって、何に乗って行うの?

パトロールには、パトカーはもちろん、ミニパトや交番バイク、警察の自転車、徒歩で行われます。

 

管内が狭くて人口密度の濃い繁華街をパトロールするときは、パトカーよりも徒歩や自転車が向いていますし、逆に管内が広くて人気の少ない農村地域や住宅地などを回るのならば速度が出せるパトカーや交番バイクが適しています。

 

つまり、その地域の特性によってパトロールに使用する乗り物を変えたりするんです。

 

特に決まりはありません。その時に最適な手段方法を用いて実施されます。

 

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パトロールのルートは決まっていないが、時間帯・警戒対象によって警戒場所が変わる

警察官が行うパトロールには、定期的に走らないといけないルートは存在しません。端的に申し上げれば、いつでもどこでも勝手に走り回ることができます。

 

また、パトロールの方法もただ道をまっすぐ走るだけではなく、減速したり、時には後ろを振り返って確認したり、しばらく停止してみたりと、その方法も状況に応じて多岐にわたります。

 

基本的に、「警察官が管内を警戒してますよ」とアピールしたいときは、赤色灯を点灯させて堂々と走ることによって、周囲にパトカーやミニパトの存在を知らせます。

 

周囲に警察官の存在を知らせる必要がある時とは、交通事故が多発する夕暮れ時や、凶悪犯罪の犯人が逃走して管内の警戒を要するとき、年末などの交通事故対策に重点を置いた活動を必要とする時などです。

 

これとは逆に、ひっそりと管内を見て回り不審者を探す場合は、赤色灯を点灯させることはせず、できるだけ物陰に潜みながら管内を見て回ります。その時に不審者がいれば職務質問をしたり、交通違反者がいれば違反処理をしたりします。

 

また、例えば夕方の時間帯であれば管内の小中学校の近くに移動し子供が犯罪に巻き込まれないように警戒したり、高校の近くを回って不良少年がいないかどうか確認したりします。

 

夜間であれば、例えば駅周辺を警戒し、女性を狙った不審者を警戒したり自転車泥棒を捕まえたりします。

 

このようにパトロールは、公共バスや電車のように決められたルートを決められた時間に単純に走行するというものではありません。その時々に応じた管内の治安情勢から的確に警戒ポイントを割り出して警戒に当たるのです。

 

パトロールと職務質問は一心同体

警察官が管内をパトロールして、その最中に不審な行動をする人や、周囲の状況に照らして明らかに格好がおかしかったりする人を見つけた場合、即座に職務質問に移行して不審点を追求、違法行為があれば即検挙となります。

 

職務質問とは、警察官最大の武器と言われている職務行為です。詳しくは以前書いた下記の記事をご覧ください。

 

パトロールの希望は出せるが、原則確約は出来ない

地域住民が警察にパトロールを希望することは可能です。

 

「○○という理由で、〇時頃○○(場所)付近のパトロールをお願いしたいのですが」と警察署に赴くなり電話なりで事情を説明してパトロールを依頼すれば、警察はそれを記録に残し、然るべき間依頼された場所付近をパトロールすることになります。

 

もちろん、その理由が「何となく不安だから」なんていう根拠のない漠然とした理由では受け付けられません。依頼者に何かしら具体的な不安材料があり、パトロールをすることによって状況が改善したり、地域住民に安心感をもたらすと判断された場合に可能となります。

 

ただし、パトロールの希望は出せますが確約ではありません。希望する時間帯にパトロールが実施されない可能性だってあります。

 

それはなぜかというと パトロールを希望した時間帯に何らかの事件が発生し、事案対応に当たる必要があったりするなど、緊急を要する事案対応に当たる必要がある場合は、そらが優先となります。

 

地域住民によくありがちな間違いとして、パトロールを依頼したら警察はそれに従い自分の手足のように動いてくれる、と思っている住民がいます。

 

これは大きな間違いだということを知っておいてください。警察は、個人から依頼があったとしても、その人のためだけに専属的に動くことはありません。

 

言い方は悪いですが、警察は公共の機関であり、いち個人の手足ではありません。他にもパトロール要望を受けていたり事案対応が必要になったりと大忙しなので、いち個人のためだけに専属的に時間を割くことは原則できないのです。もちろん、事案の緊急性や切迫性によってその度合いは変わりますが。

 

警察にパトロールを依頼した場合、その問題は解決されるのか

警察に特定の場所・時間帯におけるパトロールを依頼したとして、その問題が解決されるのかということについてお話をします。

 

警察のパトロールによってその問題が解決するかどうかは、問題の内容によって異なるのは言うまでもありません。

 

例えば、「毎日毎日特定の時間・場所に不良少年が集まって困っている」とか「毎日毎日この時間帯に交通違反車両が通る」なんていう、具体的な時間や輩の人着がわかっている状態でパトロールを実施した場合は、問題の根本原因となる不良少年や交通違反車両に実際に出会えるケースが多く、この輩を検挙したり注意したりすることが可能なので問題は解決するでしょう。

 

ですが、例えば「地域の神社のお賽銭が盗まれるのでパトロールしてほしい」とか、「自宅のお風呂場を覗かれたのでパトロールしてほしい」なんていうような、短時間で犯行が行われ、今後も発生するかどうかわからない事案のパトロールを依頼された場合、話は別です。

 

問題の根本となる犯人に出くわす可能性が低いため、実際にパトロールをしても犯人に出くわすことができない限りは、いくら赤色灯を点灯させて警戒しても無駄足も終わります。

 

無駄足に終わるということはつまり、パトロールをしてもその問題は解決しないということです。

 

警察では、犯罪の捜査とパトロールは基本的に別物です。交番の勤務員なんかは一緒にやってしまうこともありますが、パトカー乗務員が警戒をする場合は基本的にパトロールのみです。犯罪捜査は刑事課なり生活安全課なりが行いますので、捜査が必要な問題の場合は担当課に相談すべきです。

 

わたしの経験上、警察に単にパトロールを依頼してその問題が解決する割合は、9:1で解決しないと言えるでしょう。

 

「パトロールをしてもらったので安心」だと、地域住民が勝手に満足心を満たして終わりになります。根本的な問題を解決しない限り、一時の自己満足の後で問題は再発するでしょう。

 

警察側も、受理した相談に基づきパトロールを実施して、数回異常が無ければ「異常なし」として、その後、その相談に基づく定期的なパトロールを打ち切ることになります。

 

そのため、本当にその問題を解決したくて警察に協力を仰ぐのならば、単純に「パトロール要望」で終わらせることなく、事件化希望として刑事課や生活安全課、交通課などに相談する必要があります。

 

大事な部分なのでもう一度言いますが、パトロール要望として警察にパトロールを依頼しても、問題解決に至らない場合がほとんどです。

 

おわりに

警察官のパトロール活動について、よくわかっていただけたと思います。

 

総合すると、警察官のパトロール活動は、

 

〇 一般市民に紛れている犯罪者をあぶり出して検挙に結びつけるためのパトロール(検挙活動)

 

〇 赤色灯を付けたパトカーで管内を目立つように警戒走行し、犯罪者予備軍の犯行を思いとどまらせたり、交通法令を遵守させるためのパトロール(警戒走行)

 

の二種類に分けることができます。

 

この二つを時と場合によってうまい具合に使い分け、警察官はあなたの住んでいる地域の安全安心を守っているんです。

 

そして、単なる「パトロール要望」では、問題が解決しない事の方が多いということを忘れないでください。

 

これらのことを、頭の片隅ででも覚えておいてもらえれば幸いです。

 

以上でーす!

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