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けたろー
こんにちは!けたろー(@ketaroou)です!

ポコ
ポコだっポ!高齢者がオレオレ詐欺に騙される仕組みや、覚えておきたい基本情報満載だっポよ!

元POLICEMANけたろーがお送りする「元警察官が徹底的に教えるオレオレ詐欺」シリーズ!

 

前回の【第一部:詐欺の根本を知ろう!編】では、オレオレ詐欺と判断するとき、犯人がでっちあげるストーリーで判断するのではなく、詐欺の根本部分で判断してもらいたいということをお話しました。

 

 

何が大事か覚えていますか?

お話をする前に、もう一度復習してみましょう。

 

【第一部:詐欺の根本を知ろう!編】の復習!
  1. ある日
  2. 突然
  3. 家電に電話がかかってきて
  4. しばらくの雑談の後
  5. 困った話を持ち掛けられ
  6. 最終的にお金を要求されたら

絶対に!100%オレオレ詐欺!

 

どうですか?

思い出しましたか?

 

今回、この【第二部:被害者の心理状態編】では、

 

  • なぜ高齢者はオレオレ詐欺に騙されてしまうのか
  • オレオレ詐欺のターゲットである高齢者に知っておいてもらいたいこと
  • 高齢者ならではのオレオレ詐欺被害の特殊なケース

 

について、わたしが実際に現職時代に経験した実話をふんだんに踏まえてお話していきますよ!

 

さあ、それでは行ってみましょう!

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なぜ高齢者は「オレオレ詐欺」に騙されるのか?

オレオレ詐欺のターゲットとなっているのは、言わずと知れた高齢者です。

 

高齢者と言っても、わたしが過去に事案対応に当たったオレオレ詐欺の被害者は、下は高齢者とは言わない50歳代から上は80歳代までととても年齢幅が広いです。

さすがに90歳代になると、独居でもない限り自分で電話に出る機会は減るでしょうし、わたしが現職時代のときも被害者が90歳代なんていうのは扱ったことはありません。

 

そんな高齢者ですが、どうして容易くオレオレ詐欺に引っかかってしまうんでしょうね?

数々の被害者と話をしてきたわたしが実際に感じた、生々しい真実がそこにはありました。

人生経験を過信し「自分は騙されない」という根拠のない「オレオレ詐欺軽視」が最大の原因!

高齢者は人生の先輩です。

 

酸いも甘いも経験し尽くし、人生経験が非常に豊富。

人生経験が豊富だから、高齢者の言う事には説得力がありますよね。

家族にじいちゃんばあちゃんがいれば、その人生経験ゆえ、様々な相談事に乗ってもらえますよね。

 

でも、ちょっとお待ちを。

オレオレ詐欺は、その「高齢者の豊富な人生経験」が最大の仇となっているんです。

高齢者は人生経験が豊富なため、その多くがたかが電話で大金を騙し取られる「オレオレ詐欺」について、大半が「そんなバカなことがあるはずがない」「俺は(私は)そんな詐欺の電話には引っ掛かるわけがない」という、強い自信に満ち溢れています。

 

良い事も悪い事も知り尽くしているからこそ、無意識のうちに「その程度の犯罪ならば俺ならば大丈夫」「自分なら騙されない」と判断している節があるんです。

そのことはわたしが現職時代にヒシヒシと感じていたこと。

 

でもその判断、ちょっとお待ちを。

何を根拠に「俺は大丈夫」「私は騙されるはずがない」と判断しているんでしょうね?

 

何かしらの防犯対策を取っているなど、確固たる根拠があれば「俺は(私は)騙されない」というのも納得できます。

 

しかし、大概の高齢者達は、人生経験から直感的に「そんなの騙されるはずがない」と判断した、単なる「オレオレ詐欺軽視」です。

 

これは疑いようのない真実。

わたしの個人的な感覚ですが、高齢者100人中、80人くらいはこういう感覚ですね。

「オレオレ詐欺」に対する防犯対策がザルすぎる

人生経験が豊富だから、直感的に「オレオレ詐欺軽視」をしている高齢者。

「軽視している」ということは、言い換えれば「油断している」とか「意識していない」とも言い換えることができます。

 

あなたに質問します。

自分が危機感を感じていなかったり、「知りたい」と感じていない事をわざわざ調べたりしますか?

「絶対大丈夫」だと思っていることに対し、何らかの対策を取ったりしますか?

 

わたしなら何もしません。意識すらしません。

きっとあなたもそうでしょう?

 

「オレオレ詐欺軽視」している高齢者だって例外ではありません。

 

「俺は騙されない」「わたしが引っ掛かるはずがない」と思ってる高齢者は、もちろんオレオレ詐欺対策なんて一切していません。

 

つまり…

 

「オレオレ詐欺」に対する防犯対策がザルすぎる

 

んです!!

 

あなたの実家の高齢のお父さんお母さん、じいちゃんやばあちゃん、オレオレ詐欺対策してますか?

たぶんやっていないご家庭が90%以上だと思います。

 

もし、オレオレ詐欺の防犯対策をやっていないのであれば、当ブログのオレオレ詐欺シリーズをしっかり読んでください。

高齢者の「オレオレ詐欺軽視」「ザルすぎる防犯対策」が、高齢者の心情とマッチし、詐欺被害が多発している

「オレオレ詐欺」というのは、高齢者を主なターゲットとしています。

 

犯人が、高齢者が無意識に甘くなりがちな「孫」や「子供」を騙り、高齢者を困惑させお金を請求した結果、オレオレ詐欺軽視をし何にも防犯対策をとっていない高齢者があれよあれよと洗脳されてしまうんです。

その結果として大金を騙し取られてしまうという最悪の事態に至ります。

 

つまり「オレオレ詐欺」とは、人生経験に基づいた余裕からくる犯罪軽視によって何も防犯対策を取らないという高齢者の特性を見抜いた犯人が、上手い具合に高齢者の弱点を突いた、「超合理的な犯罪」だということができます。

高齢者に最低限知っておいてもらいたい、オレオレ詐欺の基本情報

何度もしつこく言いますが、一番大事なことなのでもう一度言います。

オレオレ詐欺の根本的な流れ
  1. ある日
  2. 突然
  3. 家電に電話がかかってきて
  4. しばらくの雑談の後
  5. 困った話を持ち掛けられ
  6. 最終的にお金を要求されたら

絶対に!100%オレオレ詐欺!

 

これを踏まえて、高齢者に最低限知っておいてもらいたい基本情報を、項目別に説明していきます。

犯人は、誰にでもなりすます!

まず始めに知っておいてもらいたいことは「犯人は誰にでもなりすます」と言う事です。

 

「オレオレ詐欺」という言葉が生まれて15年以上経ちますが、未だに圧倒的に多いなりすましが「息子」や「孫」です。

犯人の性別が圧倒的に男性が多いからだと思いますが、基本的に男性の家族になりすまします。

 

最近では「私だよ、私」などと女性がオレオレ詐欺に加担しているというケースも多々あります。

 

「息子」や「孫」の他、警察官を騙ることもありますし、ある特定のターゲットを狙ってる時に行われる事前調査の段階では、「配達業者」や「市役所職員」「NTT]や「電力会社」などを騙ったりもします。

犯人は、高齢者の個人情報を調査している可能性がある

オレオレ詐欺は非常に模倣されやすい犯罪です。

模倣されやすいということは「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちでレベルの低い騙し方をしてくる犯人から、しっかりとした組織体制で、あらゆる手を使ってターゲットの情報を集めて騙しにかかる犯人グループまで、幅広く存在します。

 

高レベルな犯人グループになると、ターゲットの個人情報やら家族情報やら、高級商品の購入履歴だとか、色々な物を色々な情報網を使って調査します。

 

だから、電話口ではきちんと「息子」や「孫」の名前を言う事ができ、家族内でしか知らないような情報まで知っているので、それが騙される一つの要因になってしまっているんです。

ある日突然、家電に電話が来る

犯人に狙われた高齢者宅には、ほとんどの場合「ある日突然」「家電に」電話がかかってきます。

 

事前調査の段階で何らかの業者を騙ったりして電話をかけてきているケースもありますが、よほど印象に残らない限り「ただの問合せかな」程度で終わってしまっていますので、そのことすらきれいさっぱり忘れているケースがほとんどです。

 

オレオレ詐欺はほぼ家の固定電話に掛かってきます。

わたしが現職時代に扱ったオレオレ詐欺では、携帯電話に掛かってきたオレオレ詐欺など一件もありません。

 

なぜ家の固定電話に掛かって来るのかというと、家の電話番号の方が携帯電話の番号よりもはるかに入手しやすいんです。

 

高齢者にとっては、携帯電話やスマホより、圧倒的に家の固定電話の方が身近です。

何の店で個人情報を求められても、ほとんど家の固定電話の番号を記載します。

 

あなたのおじいちゃんおばあちゃんもそうじゃないですか?

もしかしたらあなた本人がそうなのかもしれませんよね。

 

さらに、ふた昔、三昔前の小中高校の卒業アルバムには「住所録」に電話番号が付属しているケースがほとんどであり、犯人グループはそんな住所録を集めたりもしています。

さらに、タウンページに家の電話番号を載せている家もたくさんあります。

犯人が卒業アルバムの住所録やタウンページを利用していることは、超有名な話ですよね。

 

ただし、今はさらに複雑な情報筋から情報を収集している可能性がありますので、さらに注意が必要です。

犯人は、いきなりお金の話はしない!

犯人は、ファーストコンタクトでいきなりお金の話をすることは皆無です。

もしはじめからお金を要求するような話をしてくるのであれば、それは間違いなくオレオレ詐欺初心者です。

 

犯人は、ファーストコンタクトは大体手短に済ませます。

多いのが「明日家にいる?」とか「○○送るから」とか「また明日電話する」とかいうものです。

時間にすると1分くらいの短時間の電話です。

 

気付く人はこの電話だけで「オレオレ詐欺だな」って気づきます。

大体ここで気づく人って警察に通報してくれるんですよね。

 

ターゲットへのファーストコンタクトの後、数日から一週間くらいかけてちょくちょくターゲットに電話をかけます。

ほとんどが雑談で、主に「単なる雑談」や「息子や孫の間違った近況を刷り込ませる」会話です。

この会話をしている段階でオレオレ詐欺だと気づけないならば、もうその段階で騙されてしまっているんです。

 

上手な犯人はメチャクチャ上手ですよ!

見破られないギリギリのタイミングで電話を切り、見破られるのを回避しますからね。

 

この犯人とやり取りしている期間に、運良く本当の息子や孫から電話があり、被害を免れたという高齢者も数多く存在します。

 

そういう高齢者方にも何度も行きましたが、皆一様に口をそろえて「(犯人を)本当の息子(孫)だと思ってた」と言いますね。

もう、そのまま事が進んでいたら被害に遭っていたことでしょう。

時機が来たら、複数人で怒涛の「不安」&「急かし」ラッシュを仕掛け、混乱させてくる

犯人は「コイツは今のタイミングで行けそうだ」と判断したならば、まずは「困った話」を持ち掛け、ターゲットの不安をあおります。

 

例えば、オレオレ詐欺の常套手段である「不倫相手を妊娠させた」とか「会社の金を横領した」とか「会社の小切手を落とした」なんていうものですね。

こんな嘘はどうだっていいんですが、このようなターゲットが不安になるようなことを話し始めます。

 

ターゲットが完全に騙されていれば、すんなりその話に乗ってきます。

この時点までオレオレ詐欺だと見破れていないのならば、その後はほぼ見破れません。

 

さらに、その電話の相手(犯人)に情がわいてしまい、「オレオレ詐欺みたいだな」と思っていても、「これまでずっと話していた息子(孫)がオレオレ詐欺であるはずがない」と自分の心の中で都合のいいように解釈してしまうんです。

 

この「オレオレ詐欺だと思いたくなかったけど、結果としてオレオレ詐欺だったパターン」も結構あった話です。

 

今の高レベルな犯人グループだと、ほぼ「劇場型」と呼ばれる犯行方法を使ってきます。

何人も何人も色んな役で次々と電話を替わり、ターゲットである高齢者の不安をあおり、騙しにかかる犯行手法です。

 

例えば、「不倫相手を妊娠させた」なんていう嘘の場合では、「息子役」はもちろん「弁護士役」や「不倫相手の旦那役」などが現れ「示談で許してやる」とか「示談で済ませましょう」なんて言ってきます。

 

犯人グループは高齢者の不安と恐怖を急速にあおって、最後の最後に「お金でなら、問題を解決できる」という「一筋の光」を与えてきます。

そうすると、高齢者は困り果てた後「お金で解決できるなら解決したい」と混乱したまま話に乗ってしまい、その結果、被害が発生するんです。

洗脳状態になると、無茶な行動でもためらわず実行に移してしまう危険性がある

高齢者が犯人グループの騙しに引っ掛かり、洗脳されてしまった場合、非常に無茶な行動をする危険性があります。

 

「息子(孫)を助けたい」というその想いのみが優先し、例えば北海道在住の高齢者が騙されて「今すぐ東京の○○に来てくれない?」なんて依頼されれば、大金を持ったまま飛行機や新幹線に乗って上京したりもします。

普通に考えてみて、他都道府県まで移動してお金を渡すとかありえませんけど、騙されて洗脳されている高齢者には全く通用しません。

普段の自分の限界を超えて行動してしまう危険性があるんです。

 

田舎の高齢者が騙されて上京して、行き先が分からなくなってタクシーに乗ってその場所を探し回り、タクシー運転手が「それオレオレ詐欺だよ」と気付いて通報してくれる、なんて言う事がたまにニュースに出ますよね。

そう、それがこのケースです。

 

その他にも、犯人装う息子から「お金を銀行から引き下ろすとき○○って言って下ろして」と言われれば、頑なにそれを守って嘘ついてまでお金を引き下ろそうとしますし、一度犯人にお金を渡して「もっと必要になった」と言われれば、何度も何度も大金を渡し続け、気が付けばウン千万円の被害になっていたなんて言うことだってよくあります。

現金を渡した後も、被害に長期間気付かないケースも多い!

オレオレ詐欺被害が発覚し、警察に通報するケースとして、

「本物の息子から電話がかかってきて、話をしたら話がかみ合わない。詳しく話したら自分がオレオレ詐欺に騙されていたことに気が付いた」

というものがあります。

ひどいものだと、オレオレ詐欺の被害に遭ったことにすら気づいておらずに「息子がすぐにお金を返すって言うから貸したんだけど、一向に返ってこない。どうしたらいいでしょう?」なんて警察に相談しにきて詐欺が発覚するケースもあります。

 

高齢者は、犯人を息子や孫だと思ってお金を渡すわけで、「お金を渡せば事が解決する」と信じていますから、お金を渡したことにより満足しきっている状態にあります。

お金を犯人に渡した後に、それがオレオレ詐欺だったと気づく何らかのアクションが加わらないと、いつまでも被害に気づかない危険性があるんです。

つまり、お金を渡してから被害に気付くまでの長期間、言ってみればずーーーーっと「オレオレ詐欺被害の予備期間」が継続しているわけです。

 

その期間にもし「もうちょっとお金が必要になった」なんていう電話が 来ようものなら、被害が拡大してしまう危険性もあります。

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認知症高齢者が騙されると、厄介な事態に陥る可能性がある

一つさらに厄介なケースをご紹介します。

わたしが実際に取り扱った実話です。

オレオレ詐欺に騙されたのが認知症を発症している高齢者だった時の事例です。

 

わたしは、「家からお金が無くなった」という被害高齢者の通報に基づき現場臨場しました。

 

話を聞くと「昨日、銀行からお金をおろした後、そのお金がどこに行ったか分からない」と言うんです。

銀行にお金を引き下ろした時の話を聞くと「冬の間の生活費に充てるという名目で○○万円下ろすということですので、応じました」「お金は確かに渡しました」と言い、確かに履歴も残っていました。

その認知症の高齢者方のテーブルの上には、メモ帳に走り書きされている「誰かの名前」「お金の額」「『冬場の生活費』という単語」などが記載されていました。

そのメモは何なのか聞いてみると「そんなもの知らない」「覚えていない」「でも誰かから電話が来たような気がする」というのです。

銀行で下ろした額&理由と、メモ記載の額&単語が一致していましたが、いかんせん本人がその現金をどうしたのか覚えていないものですから、何にもならない。

結論としては「オレオレ詐欺」に騙され、いずれかの場所で犯人にお金を渡したんでしょうが、そのことすら覚えていないので何の事件にも問えない、ということになりました。

 

これは例外中の例外ですが、認知症高齢者が騙された場合、このように被害にあった事実そのものを忘れてしまう危険性があるということです。

おわにり

オレオレ詐欺に騙される高齢者の心理状態や、基本的なオレオレ詐欺の流れをご紹介しました。

高齢者に限らず、人間は一度催眠状態(洗脳状態)に陥ると、自分でそれを振り払うのはもはや不可能です。

 

オレオレ詐欺とは、被害者が例外なくそのような催眠状態に陥ってしまいます。

だからこそ、最初からオレオレ詐欺についての知識を持っておく必要があるんです。

 

そして何よりも覚えておいてもらいたいのが、世間で言われる「オレオレ詐欺」は悪質巧妙化しているという件については嘘です!

今も昔も「オレオレ詐欺」の被害で圧倒的に多いのが「息子」と「孫」を騙った、単純明快なものです。

おそらく、今後も変わりは無いでしょう。

それほど「オレオレ詐欺」と「高齢者」というのは、悪い意味で相性抜群なんです。

 

だからこそ、当ブログではそんな「オレオレ詐欺」被害に遭わないよう、詳しく丁寧に、徹底して防犯対策を指導いたします!

 

次は【第三部:現金受け渡し編】をお送りします!

当ブログの振り込め詐欺対策の記事はこちらから!
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