
今回、全国の皆さんにご紹介するのは、山形県大蔵村にある全国屈指の湯治の里「肘折温泉郷」の一等地にその店を構える「そば処寿屋」です!
もう立地からしておいしい雰囲気丸出しです。
この日はあいにくの雨・・・いや、ゲリラ豪雨並みの土砂降りだっので、このお店の傍を流れる銅山川や苦水川も「暴れ川」と化していました。
そうです、このお店は、二つの川の合流点に位置しています。
もっと晴続きであれば、二つの川とこのお店の外観が合わさって、景観美としても一役買ってくれそうなたたずまいです。
なんてったって自販機の色まで景観に溶け込んでいますからね!
わたしは今回、初めてこのお店でお蕎麦を戴きましたが、最後の最後にとっても幸せな気分になれる出来事がありました!
早速行ってみましょう!
この記事はこんなお話
「そば処寿屋」データ
お店の名称 | そば処 寿屋(そばどころ ことぶきや) |
お店の所在地 | 山形県最上郡大蔵村大字南山571 |
連絡先 | TEL:0233-76-2140 FAX:0233-76-2185 Mail:info@kotobukisoba.com |
料理ジャンル | そば |
定休日 | 毎月第2木曜(冬季は第2・第4木曜) |
営業時間 | 午前10時から午後5時まで(冬季は午後4時まで) |
駐車場 | 有(お店の裏) |
宿泊旅館への宅配サービス | 有 |
アクセス | 肘折温泉郷各旅館から徒歩で10分以内(一部を除く) |
こんな時に利用するのがベスト! | 肘折温泉郷に旅行に来た時!
山形県の美味しいそばを制覇したいとき! |
(参考:そば処寿屋公式HP)
「そば処 寿屋」に行ってみた!
この日のわたしの肘折温泉での取材は、最初は晴れていましたが、途中からゲリラ豪雨並みの土砂降りに見舞われてしまいました。
そんな土砂降りにも負けず、「地蔵倉」へ往復し、全ての旅館の外観の写真を撮り、羽賀だんご店でお団子を買い、上の湯でひとっ風呂浴びてからのこのお店でした。
もう寒いしヘトヘトで腹ペコな状態でした。
なぜ、本来癒しのはずである温泉郷まで来て、こんなに頑張るのか。
それは、山形県を全力で応援すると決めたからです!
話が蕎麦屋と全然違う方向に行きましたが、そういうのがこのわたし。
さあ、入りますよ~!
お店の中はとても清潔!
お店に入ると、客席にお客さんは湯治客の2人のみ。
店員さん(ご主人?)がお客さんがいない方の客席でパソコンでお仕事中でした。
やっぱり、ネット環境があるだけで一瞬で全国と繋がれますから、これほど便利なことはありません。
お店は、外観と同じように真新しく、清潔感がありました。
ゴミ一つ落ちてないとてもきれいな店内。
わたしの勝手な意見として、蕎麦屋さんに必要なのは、味はもちろん、お店の清潔感や、周囲の景観も見えるようにしてもらいたいものですが、このお店はすべてクリアしていますね!
通路には店内用のスリッパが常備してあり、これも便利です。
通路を囲うような席の配置です。
店員さんのおススメに従い、そばを注文しました!
メニューはこんな感じです。
そば一本で、値段も良心的です。
冷たいそばと温かいそばがありましたが、わたしは冬でも冷たいそば派の人間。
店員さんに「おススメなんですか?」と聞いてみると、
「ウチはそば一本でやってますから、もりそばかざるそばがおススメです!」
という理想的な答え。
自分の店のそばの力に圧倒的な自信が無いとできない答えです。
他のお店では、ほぼ「天ぷらそばですね~」って、そば+αを推してきます。
もちろん、天ぷらもおいしくて大好きですけど、せっかくそばを推してくれたんだから、天ぷらなんかあっち行け!
ということで、ざるそば(大)を頼んでみました。
ふとここで、水が無いことに気付く。
あ、セルフか!
このお店では飲み物はセルフサービスですから、待ってても出て来ません。
お水(お湯)の他にほうじ茶もありました。
温かいほうじ茶、美味しかったです。
テーブルの上の諸々も、整然としておりとてもいいですね!
必要最小限の物しか置いていなく、シンプルでとてもいいです。
でも、ただシンプルなだけではないですよ?
見渡してみると、壁掛けとか、結構こだわってそう。
左側はわかりませんが、右側はもしかしたら、ここ肘折温泉の中核施設「肘折いでゆ館」のすぐそばにある「小松渕」じゃないのかな?
そっくりですよ?ほら!
ね?そっくり。
注文したおそばがきましたよ~!
そうこうしているうちに、やってきました!
提供時間は頼んでから10分ほど。
これが、そば処 寿屋のざるそば(大)です!
一見して、量はさほど多くありません。
値段が良心的ですから、それに見合った量です。
最初から湯桶を付けてくれるあたりもうれしいですね。
肝心のそばは、山形ならではの田舎蕎麦です。
玄そばをがりがりゴリゴリやってそば粉にして使っているため、全体的に黒いのが山形のそばの特徴です。
そばもダレていたりベチャベチャになっておらず、角を保ったまましっかりと冷水で〆られています。
付け合わせはネギだけ。
ホントにそばだけ!こういうの好きです。
さっそく戴いてみます。
そばつゆは、印象として結構固めな味。余計な甘みは一切無く、塩分も強めではありません。
かといって出汁が主張しすぎているわけでもありません。
例えるなら、そばつゆの成分がスーツを着てネクタイを付け、一列にビシっと並んでいるような感じ。
これにガッシリとしたそばを併せると、相性はとてもいいです。
そばは芯まで火がとおっているのにもかかわらず、やはり全然ダレてないです。
噛み応えもあり、ギリギリすすって食べられるレベル。
最後の最後までべちゃくつことも無く、気付いたらあっという間になくなってました。
と、ここで終わらないのが寿屋。
わたしは、ここからこのお店の実力を知ることになったのです。
そば湯が絶品なことに気付いた!
蕎麦屋さんに行くと、必ずそば湯を出してくれます。
そう、コレです。
そばを食べ終わったら、残ったつゆにそば湯を入れておいしくいただく、というのは皆さん知ってますね?
この時、わたしも例外なく、そうしたわけですよ。
この時出されたそば湯は、一見してとてもサラッとしている感じです。
そりゃあ、こんな土砂降りの日ですから、今日はお客さんの入りがイマイチだったのかな~なんて思いながらそば湯を口にしてビックリ!
なんじゃこりゃぁああああああ!!
・・・濃い。
そば湯の味がとても濃いんです!
「そば湯が濃い」と言って勘違いしてほしくないのは、そば粉をお湯に放り込んで、わざとドロドロにして「は~い、そば湯でーす」って出してくるバカなお店がありますが、そういうのではありませんよ?
もしくは、そばについてる打ち粉のせいで粘度が高くなってるのを蕎麦の味と勘違いして「濃くておいしい」と言っているわけでもありませんよ?
このお店のそば湯の粘度は本当に低いです。
でもなぜか味が濃いんです。
ということは、どういうことか。
そばの質がいい!
と、言う事なんですね!
この寿屋のそばはもちろん、そば湯もおススメです!
「そば湯が苦手」って人にも飲みやすいと思います!
この日は8月下旬。そばの時期としては一番おいしくないといわれている時期。
その時期にもかかわらずこれだけの味を出せるなんて、新そばの時期になったらどうなっちゃうんでしょう。
もはや期待しかありません!
そば湯が美味けりゃ、そばも美味い!
いかがだったでしょうか?
初めて伺った「そば処 寿屋」は、肘折温泉の温泉に負けない実力の持ち主でした。
次に行った時は、また色んなそばを食べてみたいと思います。
おわりに
当ブログでは、我が山形県への旅行や移住、特産品の購入を考えている全国の皆さんに対し、少しでも役に立つ情報をまとめています。
わたしが実際に観光地などに行ってみて直接取材していますので、限りなく観光客と同じ目線に立って記事作成に当たっています。
実際にその場所まで行く必要があるので、ちょっと記事を書くペースは遅くなるんですけど・・・
この記事以外にも、山形県内のそれぞれの地方ごとにまとめた記事がありますので、ぜひコチラもご覧ください!⇒【山形県を遊び尽くす】
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以上でーす!