
さて、今回はけたろー流会社のレベルの見分け方についてお話します。
これは、わたしが社会人生活を十数年送る中でおのずと気づいたもので、それからは意識して見るようにしています。
皆さんは知っていますか?社員駐車場に止めてある車を見ればその会社の給与事情が分かることを。
そして、社用車を見ればその会社の社内事情や会社の方針、代表者の人となりまでわかってしまうということを。
皆さんも営業や転職で他の会社に行くことがあると思います。そんなときにチラッと覗いてみてください。
この記事はこんなお話
その会社の給与レベルを知りたければ、その会社の社員駐車場を見ろ!
皆さんは、仮に月々の給与がバーンと上がったりしたら、何に使いますか?貯金しておきますか?外食回数を増やしますか?高価な腕時計でも買いますか?それとも車を買い替えますか?
車の価格は100万円以下の軽自動車から、ウン千万円する高級外車まで様々です。乗っているのもフリーターから社会的地位が高い方まで幅広いですね。
今回は、会社勤めをするサラリーマンに焦点を当ててることにします。
会社から頂く給与だけで生活している会社員は、その給与レベルによって「買える車」「買えない車」があるのは、皆さんも感じるところがあるのではないでしょうか。
例えば、年収300万円の会社員が1000万円の車を買うことはできますか?普通に考えたら買えませんよね。多分買う気すら起きないと思います。
500万円の車ならどうでしょう。かなり無理すれば買えますが、その後厳しい生活を強いられそうですね。
200万の車ならどうでしょう。貯金がある人なら一括支払い、貯金が無くても5年ローンくらいにすれば無理せず買えそうですね。
では、年収1000万円の会社員ならいかがでしょう。年収と同額の1000万円の車も、買おうと思えば手が届くと思います。
分かってもらえたと思いますが、そんな具合で買える車、買えない車がおのずと出てくるんです。
年収別のおすすめ車種を紹介しているページを見つけましたので、参考にしてください。
ではなぜ車に焦点を当てるのかというと、車は長い間、個人のステータスの一部として利用されてきた過去があるからです!今でこそ「若者の車離れ」などと取り上げられ、車に興味が無い若者のことが取りざたされていますが、それでもなお、車を好きな人は当然たくさんいます。
未だに、車は個人のステータスの一部として絶大なアピール力を持っているわけですね。
その会社の社員駐車場に「高い車」はあるか?
車から社員の給与レベルを推察する方法として、その駐車場に「高い車」が「どれくらいの数」あるのかを見る方法があります。
ただ、自分にとっての高い車とはどの程度の物なのかは、個人の感覚で異なります。個人によって金銭感覚が違いますからね。
私は純粋なトヨタ派なので、トヨタの車で例を挙げますと、私は、高級ブランド「レクサス」はもちろん、「ランドクルーザー」とか「クラウンハイブリッド」とか、乗りあがりで500、600万円を超えてくる車であれば「羨ましいなあ」と感じます。
一方、「エスティマ」「VOXY」「プリウス」など、この辺りはまさに今私が乗っている車のランクなので、魅力を感じません。
申し訳ないのですが、それ以下の車は眼中に無しです。
人によっては「国産車って言ってる時点でダメ」「フェラーリレベルじゃないと興味を持てない」と言う人もいるかもしれないですし、「VOXYでも十分羨ましいよ」と言う人もいるかもしれません。だから、個人の感覚次第なんです。
車に興味のない人は「羨ましい」ではなく「あの車凄く高そう!」っていう感覚を基準にしてください。
で、駐車場内を見たときに、「自分の羨ましいと感じるレベルの車を含む、それよりも高い車」が「どれくらいの数」止まっているかを見るんです。
社員100人規模の会社に1、2台しかそういう車が止まっておらず、あとは魅力外の車とすれば、その会社の給与レベルは自分には合いません。期待できませんね。
ですが、極端な話、100台中40台、50台も魅力的な車があったらどうでしょう!!しかもそのうち10台は飛びぬけて高い車だとしたら!!
自然と笑いが出てきますねぇ。高い車は車両本体もそうですが、維持費もそれなりに高いです。そんな車を乗っていられるんですから、将来的にも給与に期待が持てますね!
このようにして、その会社の社内事情を全く知らなくても、その会社の給与レベルをある程度測ることができるわけです。
その会社を知りたければ、社用車を見ろ!
① 会社A・・・社用車は新しい。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、とてもきれい。車内での禁止事項が貼ってある。
② 会社B・・・社用車は新しい。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、ちょっとクサそう。
③ 会社C・・・社用車は古い。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、ホコリ一つなくきれい。丁寧に管理されている感じがする。
④ 会社D・・・社用車は古い。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、足の踏み場もない。そんな社用車の中に、一台だけやたら高級な車が止まっている。
こんな会社があったらいかがでしょう。わたしはこんな会社、全部知っています。
ここからは私の勝手な解釈です。
〈会社A〉『社用車は新しい。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、とてもきれい。車内での禁止事項が貼ってある。』
きっと今順調に成長しているか、成熟期に入っている会社だと思う。車が新しいのも買い替えた証拠。よく手入れされた車がきれいに並んでいて気持ちがいい。
車内も整然としており、禁止事項を貼って社員にマナーを守るよう呼び掛けている。きっと代表者の考えがよく伝わっており、社長の人柄に社員はみんなついてきているようだ。車をきれいに管理しているのが証拠。車がこの状態であれば、きっと社内も同じようにすがすがしいきれいな状態なんだろう。
〈会社B〉『社用車は新しい。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、ちょっとクサそう。』
車が新しいので、物を買う力はありそうだ。成長中かなんかの会社かもしれない。ただ、社員が雑。車の止め方もそうだし、車の掃除もされていない。多分長期間このまま。物品の管理も下手。社長もそれに何も言っていない様子。社長が弱いのか、社長からして適当なのか。ちょっとあんまり期待が持てる会社じゃなさそう。
〈会社C〉『社用車は古い。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、ホコリ一つなくきれい。丁寧に管理されている感じがする。』
車は昔の年式の車だが、よく手入れが行き届いている。駐車場への止め方もきれいで、車内もよく掃除がされている。丁寧さが感じられる。社内の金銭事情はわからないが、社員が車をよく管理しているところを見ると、会社内の雰囲気も悪くはないんだろう。
〈会社D〉『社用車は古い。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、足の踏み場もない。そんな社用車の中に、一台だけやたら高級な車が止まっている。』
見るに堪えない。車も古いし掃除もされていない。車内は荷物が山積みだし、足を置く場所もない。社員の意識も低いし、社長も絶対何も言っておらず、社員の傲慢さを容認している。車内もごちゃごちゃなのは目に見える。期待の持てない会社だ。その一台だけある高級車は社長の車か。
わたしの勝手な解釈だとこうなります。
これに、一番最初に話した社員駐車場の見た目を加えてみるといかがでしょう。
『社員駐車場の状況』+『社用車の状況』=『その会社がわかる』
先ほどの会社の条件に、こう付け加えてみましょう。
① 会社A・・・社用車は新しい。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、とてもきれい。車内での禁止事項が貼ってある。社員駐車場には、自分が羨ましいと感じる車がたくさん止まっている。
〈わたしの解釈〉
きっと今順調に成長しているか、成熟期に入っている会社で間違いない。車が新しいのも買い替えた証拠。よく手入れされた車がきれいに並んでいて気持ちがいい。
車内も整然としており、禁止事項を貼って社員にマナーを守るよう呼び掛けている。きっと代表者の考えがよく伝わっており、社長の人柄に社員はみんなついてきているようだ。車をきれいに管理しているのが証拠。車がこの状態であれば、きっと社内も同じようにすがすがしいきれいな状態なんだろう。
給与水準もとても良好で、車をきれいにするという業務上の余裕も見受けられる。社員の精神状態も良く、非常に期待が持てる会社ととれる。
② 会社B・・・社用車は新しい。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、ちょっと臭いそう。社員駐車場には、自分が羨ましいと感じる車は少ない。
〈私の解釈〉
車が新しいので、物を買う力はありそうだ。成長中かなんかの会社かもしれない。ただ、社員が雑。車の止め方もそうだし、車の掃除もされていない。多分長期間このまま。物品の管理も下手。社長もそれに何も言っていない様子。社長が弱いのか、社長からして適当なのか。ちょっとあんまり期待が持てる会社じゃなさそう。
給与水準は高くないが、新しい車を会社で買っているのでこれから伸びてくる会社かもしれない。だけど、物品管理がきちんとできていないところなどを見ると、社員の質は低く、社員に精神的な余裕はなさそうだ。社長も社員に無理を強いているのではないか。
③ 会社C・・・社用車は古い。見た目はピカピカ。整然と駐車してある。窓から中を覗くと、ホコリ一つなくきれい。丁寧に管理されている感じがする。社員駐車場には、自分が羨ましいと感じる車がさほど多くはないが止まっている。決して少なくはない。
〈わたしの解釈〉
車は昔の年式の車だが、よく手入れが行き届いている。駐車場への止め方もきれいで、車内もよく掃除がされている。丁寧さが感じられる。社内の金銭事情は決して悪くはない。社員が車をよく管理しているところを見ると、会社内の雰囲気も悪くはないんだろう。
給与水準も悪くはない。会社に入ってみないと社員の雰囲気はわからないが、別に問題のある会社には見えない。
④ 会社D・・・社用車は古い。見た目は汚い。雑然と駐車してある。窓から中を覗くと、荷物がごちゃごちゃ、足の踏み場もない。そんな社用車の中に、一台だけやたら高級な車が止まっている。社員駐車場には、自分が羨ましいと感じる車は無く、傷だらけのボロボロ車や古い車がたくさんある。
〈わたしの解釈〉
見るに堪えない。車も古いし掃除もされていない。車内は荷物が山積みだし、足を置く場所もない。社員の意識も低いし、社長も絶対何も言っておらず、社員の傲慢さを容認している。車内もごちゃごちゃなのは目に見える。期待の持てない会社だ。その一台だけある高級車は社長の車か。
給与水準は非常に低い。社員の傷だらけの車はそれしか買えなかったのか、社員の遵法精神が欠如しているからあちこちにぶつけて歩いているのか。
古い車があるのはそのレベルの中古車しか買えないのか。高級車はきっと社長の物だろう。社長が社員に利益を還元していない証拠ととれる。傲慢なワンマン経営の会社で間違いない。給与が低くこき使われている感がある。社員の精神状態もきっと良くない。
どうでしょうか?一般人のわたしでも、会社の駐車場事情からここまで推測できるんです。それこそ専門家が見れば、さらに見えないところまで見透かされてしまうんでしょうね。
おわりに
たかが社員の車、社用車って侮れません。
皆さんの会社はどうでしょう。思い当たる節はありませんか?見ている人は、そんなところまで見ていますよ。
そして、そんな情報はインターネットで拡散されてしまう時代。それが原因で会社の信頼が落ちてしまう可能性だってあるんです。
とても怖い時代になりましたね。
以上で~す!