
今回はちょっと嫌なお話をします。
こんな話は本当はしたくありませんが、全国警察の警察官による情けない不祥事が後を絶ちません。
わたしは、新しく警察官になる人には絶対に不祥事など起こしてもらいたくありません。
以前、この記事【警察官になりたい人必見!採用試験前に自分に問うべき14の真実】で書きましたが、警察官は他の公務員に比べて「ちょっとしたことでクビになる率」が異常なくらいに高いんです。
警察官は、日本国憲法をはじめ各種法律を遵守して、国民を守る立場にあります。
そんな国民の見本となるべき警察官が、自分の分身ともいうべき法律を自ら破ったり、清廉さが求められるのに私生活が乱れたり荒れたりしたら大問題ですからね。
この回では、警察学校生活を送る上で、いや、警察官として絶対にやっちゃいけない事をまとめてお話します。
その中でも特に、警察学校時代に陥りやすい過ちについてお話します。
試用期間中の警察学校生がコレをやったら、絶対にクビです!
クビって言っても、懲戒免職はもちろん「依願退職」も事実上のクビですので覚えておいてください。
わたくしけたろーの切なる願いを込めて書いていきますよ!
最初にお断りしておきます。
あまりにも書きたくない記事のため、口調が荒っぽくなることがありますがご了承ください。
書きたくなくてイヤイヤ書いてますので。
この記事はこんなお話
犯罪を犯したらクビ!
あー、もうこんなこと書きたくない。
警察官である以上、法律に違反するようなことをしてはいけません。
当たり前ですけど、ちょっとした犯罪でもダメですよ?
そもそも、よく世間では「たかが万引きで・・・」なんて言いますけど、万引きって立派な「窃盗罪」ですからね?
「窃盗罪」の中種別で「万引き」とか「置引き」とか区分されてるだけですからね?
警察官が陥りやすいのは、「万引き」「盗撮」「情報漏洩」とかでしょうか。
あんまりひどい犯罪だと、当然起訴されます。
起訴ってわかります?
超簡単に言うと、警察で犯人を捕まえて、検察に「コイツ犯罪やりました」って集めた証拠と一緒に突き出しますよね。
で、検察が裁判所に「コイツ悪い奴だから許せない!刑事裁判にかけて!」ってお願いすることを「起訴」って言います。
起訴された場合の有罪確定率は99.9%です。
各都道府県警察はもちろん、全国の自治体には「懲戒処分の指針」などという規定があらかじめ決められています。
極端な例ですが、例えば殺人・強盗・強制性交等罪・放火などの重大犯罪を犯したら免職だとか、そういう決まりです。
警察官に保護されたらクビ!
警察学校生がお酒を飲みすぎて泥酔して道端で寝ちゃいました。
警察官が来ました。
警察官「コイツ、泥酔してるんで保護しまーす」
警察官に保護されちゃいました。
警察署の中の保護室に入れられました。
警察が調べたところ、保護した酔っ払いは警察学校生だとわかりました。
お父さんお母さんに引き渡されました。
はい、クビ。
当たり前じゃないですか!?警察官として不適格です。
自分の管理もできずに酔っぱらって道端で寝込んじゃうような奴が警察官であってたまるか!
警察学校生はもちろんクビになりますが、試用期間中が終わった警察官でもこれをやっちゃえば、所属長注意等の処分を受け、ありとあらゆる面で不利になります。
不倫したらクビ!
警察学校には、結婚している人も学生として入校してきます。
一緒に頑張ってるうちに、同期の異性とイイ仲になっちゃいました。
バレました。
はい、クビ。
警察官は、不倫したら罰せられます。
懲戒処分を食らいます。
そう規則で決められているんです。
警察官には一般人よりはるかに高い清廉(せいれん)さが求められますから。
警察学校を出ている警察官はギリギリクビにはならないかもしれませんが、試用期間中の警察学校生がやっちゃったら、まずクビは免れません。
一般の警察官でも、これをやったらかなり厳しい処分を受け、不倫相手が同じ部署にいたら異動させられた上、その後の警察生活に汚点を残すことになります。
金遣いがひどくて直らなかったらクビ!
給料をもらいました。
パチンコやスロットで有り金全部溶かしました。
バレました。
ガッツリ叱られました。
でも直りませんでした。
次の給料をもらって、またやっちゃいました。
バレました。
はい、クビ。
または、
金遣いが荒くて、給料もらってもすぐに使っちゃっていつも金欠。
同僚から金を借りまくりました。
でも返せません。
バレました。
はい、クビ。
この場合は、金を貸した同僚も処分なり注意を受ける可能性がありますね。
異常な金遣いの癖があると、後々金銭問題でトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
警察官は、他の公務員よりもはるかに高い給料をもらえるんです。
お金の管理すらできない人は、警察官として不適格です。
一般警察官でも、家庭に入れるべきお金を入れずに自分勝手に使いまくり家庭を顧みなかったり、異性に貢物をしていたりするなど、一般常識的に考えてまずいお金の使い方をしていれば、それは組織の調査対象になり、然るべき処分等が下されるでしょう。
SNSで警察情報を漏らしたらクビ!
警察学校に入る前、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなんかのSNSをずーっとやってて中毒みたいになってました。
警察学校に入っても直りません。
「SNSなんかやってないだろうな?」と教官に調べられても、知らん顔して「やってませーん」と返答しました。
SNSのネタに個人情報を含む警察情報を載せました。
その情報がSNS上で拡散され、バズりました。
その情報が警察にバレました。
警察が辿って調べたところ、そいつが発端だとわかりました。
はい、クビ&情報漏洩(地方公務員法の守秘義務違反)で書類送検。
警察官である以上、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなんてやってちゃダメっすよ!?
わたしも、今だからツイッターもやってるし、こんなブログ作って色々書いてますけど、警察官を辞めた今だから書いてるんですからね?
こういうことを現役の時にやってたらダメです。
嘘つきがひどくて直らなかったらクビ!
もはや人間としてダメなレベル。
嘘つきがあまりにもひどいと、当然人間としての信用度が低くなります。
嘘をつくと、その嘘を隠すために更なる嘘をつきます。
重ね上げた嘘の山は、近いうちに必ず崩壊します。
崩壊したら、さあ大変!
「コイツの言ってること全部嘘!」
「コイツ全く信用できません!!」
ってなって、
「お前もう警察官辞めろ」
ってなるのは至極当然のことですね。
警察官に嘘つき人間は必要ありません。
運転する資格がないのに車を運転して、バレたらクビ!
警察学校では、車の免許を持っていても車を運転することは禁じられます。
外出泊中に、それを破って車を運転して、運転したことがバレたり事故なんか起こしたら確実にクビです!
警察学校を卒業した警察官でも、「車を運転していいよ」と許可をもらうか警察部内の「パトカー検定」に合格しない限り運転は禁止されます。
そう、警察官は運転免許証を持っていても、部内から運転の許可が出ないと車等の運転はできないんです。
はぁ~、やっと終わった!
マジでイヤな話でしたね~!
でも、コレは話しておかないといけない超重要な事なんです。
こういうことを知らずに警察官になって、組織を甘く見て勝手なことをやって、日本の警察の質を下げてもらいたくありませんからね。
上で書いた内容のどれか一つにでも該当する人がいれば、今すぐ警察官になることを諦めて辞退してください。
警察学校の教官から指示されたことを守らずに、故意的に規則に違反した場合は、全て「不適格者」という扱いをされます。
不適格者になったら当然不適格なので、警察学校からはさようならです。
お願いしますので、教官の言いつけを守って、まともな警察学校生活を送ってください。
警察学校入校中はもちろん、警察学校を卒業した後でも特に気を付けるべきことは、
酒(泥酔保護事案)・お金(借金/浪費)・異性(浮気/不倫)
に関するものです!
十分に肝に銘じておきましょう。
以上でーす!
☆当ブログの警察学校関連記事はこちら!⇒【元POLICEMANが色々語る場所】