
今回は、警察学校入校中に万が一辞めたくなってしまった時の対処法について、基本的な考え方や心の持ち方を含めて説明していきます。
警察学校では、Ⅰ類(大卒)で6か月、Ⅱ類(専門学校卒)、Ⅲ類(高卒程度)で10か月と、かなりの長期間にわたり警察学校寮での集団生活を強いられることになるのはご存じのとおり。
中には、途中で警察学校生活に耐えられなくなり、脱落していく学生が一定数存在するのもまた現実です。
脱落しなくても、誰しも必ず「辞めたい」と思うことがあります。
たとえ心底警察官を志している者でさえ、一度や二度はあります。
この記事では、元POLICEMANけたろーが、実体験を元に警察学校を辞めたくなってしまった時の対処法について、詳しく説明していきますよ!
警察学校生活では「辞めたくなる理由」「辞めたくなるタイミング」がある程度決まっているんです!
「警察学校辞めます」って言った学生に対して教官は、「警察学校程度で辞めたら、根性無しとして見られるのでどこでも雇ってもらえない」とか「警察学校ごとき続けられない奴が、他の仕事で続くわけがない」とか、「人生終わり」的な言葉を必ず言ってきますが、わたしはそうは言いませんからね。
わたしは警察学校ではもちろん辞めていませんが、実際に今は辞めてこうしています。
警察官を辞めてもある程度何とかなりますから。
ただ、突発的に辞めてしまって後悔してもらいたくないので、この記事をよーく熟読してくださいね!
この記事はこんなお話
辞めたくなる「理由」「タイミング」には特徴がある!
警察学校を辞めたくなる理由はもちろん人それぞれ。
常時集団行動、集団生活することを求められ、ちょっとしたことで叱られる毎日。
正直、辞めたくないと思わない方がおかしいです。
わたしも、先輩、同期、後輩と、多くの警察学校を去って行った人を見てきました。
わたしが警察学校に入校していたころは、退職率が3割くらいでしたので、辞めていく者を嫌でも目にすることになります。
30人入校すれば、卒業時には20人前後になってしまうんです。
今はきっと違いますよ?
今は、警察学校の退職率を減らすため「警察学校は楽しいよ」という流れにシフトしつつあります。
それでもある程度厳しいことには変わりないのですが。
で、わたしは気付いたんです。学生が警察学校を辞めたくなる「理由」と「タイミング」には一定の共通点があると!
その理由とタイミングさえしっかりと知っておけば、一時の感情で突発的に辞めるということを回避することができると思うんです。
当然、辞めたくなる理由全てがこれらに集約されるのかと言えば違いますが、一定の目安にはなります。
では、詳しい説明に入っていきます。
辞めたい理由が自分由来の場合
まず、辞めたい理由が「自分由来」つまり、「自分ひとりの考え・感情によるもの」である場合の対処法です。
「もう、学校生活に気持ちがついていけない」という時の対処法
一番最初なのに一番デカい問題を取り上げたわたし。
警察学校生活に嫌気がさし、様々な「辞めたい」理由を考えた末、最後の最後に行きつくのがここ。
「もう、学校生活に気持ちがついていけない。集団生活だし、叱られるし、プライバシーは無いし、スマホもずっと使えないし。こんな軍隊みたいな生活、もう嫌だ」
ってなるんです。
こうなってしまったら、具体的な解決策は無く、精神論で訴えていくしかありません。
こんな風になってしまった時に考えてほしいことがあります。
「警察学校みたいにガチガチに縛られた生活は今だけ。卒業まであと何か月よ?」
ということです。
「縛られた生活」が警察学校の特徴。
でも、永遠に続くわけではありません。
卒業までの残り数か月、人生を捨てた気になってもやり遂げられませんか?
警察官になるって決めたのに、一番最初で諦めちゃうんですか?
卒業まで何年もかかるわけではありません。
あとたった数か月です。
あなたが耐えられないと感じているのは、警察ではなく「警察学校」ではないですか?
そうだったら、もったいないからイヤイヤ感じながらも続けるべきです。
警察学校生活は、永遠に続くものじゃありません。
あなたと「警察学校生活」の相性は悪いのかもしれません。
ですが、警察学校のような「ガチガチ生活」だけが警察の全てじゃありません。
あなたと「警察」の相性はバツグンかもしれませんよ?
そう、考えてみませんか?
「持病が悪化して、もう無理かも」という時の対処法
次は「持病」が原因で警察学校を辞めたくなった場合の対処法です。
学生も当然人間。
持病を持っている学生もたくさんいます。
特に多いのが「喘息」と「アトピー性皮膚炎」、「関節痛」、病気ではありませんが「食品アレルギー」です。
こういう「持病」の大変さ、辛さは、患っている本人にしかわかりません。
持病の管理が大変であるため、警察学校を辞めたくなる者も少なからず存在します。
わたしは幸い持病はありませんでしたが、同期数人が「喘息」とひどい「アトピー性皮膚炎」を患っていました。
で、中には持病が原因で辞めてしまった同期もいました。
本当は、持病を警察学校を辞める理由に仕立て上げただけなのかもしれませんが、その一役を担ったのは間違いありません。
結論から申し上げます。
持病を持ってても、自ら進んで辞める必要などありません。
警察学校の教官からは、警察学校期間中に激しく叱られたりすることも多々あると思いますが、決して鬼ではありません。
理由を説明して、授業への配慮をしてもらえるようにお願いすれば、必ず対応してくれます。
わたしの同期は、激しい運動などするとすぐ喘息の発作が発生してましたが、教官の取り計らいにより、警察学校期間中は常時発作を抑える薬を携帯し、発作発生時は同期が授業状況にかかわらず面倒を見ることを許可されていました。
関節痛がひどい同期には、術科の授業を見学とさせ、その授業を欠勤扱いではなく「見とり稽古」とすることで授業に参加したとしてくれました。
食品アレルギーをもった同期には、その食材を抜いた専用メニューを提供するよう、食堂に取り計らってくれました。
もちろん、慢性的な持病だけでなく、突発的なケガや病気でもこのような対応をしてくれます。
わたしの同期で、突発的な大病を患ってしまった者がいましたが、3か月ほど自宅休養した末に復帰し、無事に卒業できた者もいます。
警察学校期間中に骨折するなど大けがをし、完治するまで卒業を延長して無事に卒業していった先輩もいます。
ケガや病気をすると、成績面では不利な部分が出て来ますが、決して警察学校を辞める原因にはなり得ません。
ただし、病気で長期間学校生活を離れる上で注意すべき事として、警察学校規則で「全授業日数の内〇日以上欠勤した場合は解雇する」旨の規則があるので、そこは確認しておくべきです。
「同期と馴染めずもう嫌だ」という時の対処法
次は、同期との人間関係が原因で辞めてしまいたくなった場合の対処法です。
同期といい人間関係を構築できれば、これほど力強い宝はありませんよね。
ですが、誰しもが良い人間関係を構築できるかと言われれば、そうはいかないのが人間社会。
当然のように、クラスに馴染めなかったり馴染もうとしなかったり、クラスから浮いてしまったりする者が出て来ます。
優しい人もいれば、ツーンとしてる人もいる。
ムードメーカーもいれば、トラブルメーカーもいる。
感情豊かな人もいれば、ムスーっとした人もいる。
犬派もいれば猫派もいる。
人間だから個性や考え方、感じ方が違うのは当たり前のことです。
「同期」は、基本的に同じクラスまたは同じ期の仲間です。
ですが、成績面で張り合ったりしなければいけない「ライバル」であり、時には敵とすら認識してしまうこともあるでしょう。
ライバルである以上、他人より優位に立とうとする者が必ず出て来ます。
同期に「馴染めない」と思ってるあなたは、相手が使ってくる過剰な「優位性アピール」に圧倒されてるだけじゃないですか?
もしそうなら、そんなのはニッコリ笑顔であしらっておけばいいです。
相手が使ってくる「優位性アピール」は、相手から自分に対する一方通行のものです。
相手は、自分の「優位性アピール」に必死で、あなたのことなど微塵も分かろうとしていません。
そんな者とは馴染めなくて当然!
それにあなたが過剰に反応して反発すれば、相手はさらに過剰に反応します。
そんなのは笑顔でテキトーにやり過ごしておくのが一番!
「優位性アピール」をしてくる同期は、それもそいつの人格です。
そして自分からは間違っても「優位性アピール」はしない方がいいですね。
結果が伴わない場合、ただのビッグマウスになってしまいますから。
で、それ以外に「無視」とか「罵倒」とか「陰口」とか、そういうことをされ悩んでいるのであれば、一度そのクラスの副総代に個別で相談するべきです。
副総代とは、そのクラスの学級長です。学生という立場は同じですが、担任教官とは他の同期には無い太いパイプがあります。
副総代の役割はそのクラスのことを細かく把握して、担任教官とクラスの掛け橋となることです。
一度、副総代を通して、裏から同期や教官にさりげなく働きかけてもらうのも手です。
何が原因でそうなっているのかを多方面から探ってもらうことにより、解決策が見えてきます。
もちろん、自分からも解決に向けて動く必要があります。
このようになっている現状があるならば、あなたは何かの原因で同期に嫌われてしまってるんでしょう。
同期に無視されたり罵倒されたりする原因があるはずなので、自分の行動を振り返り、改めるべきところは素直に改めるべきです。
きっと、自分にも原因がありますよ?よく考えてみましょう。
そして、必要があれば相手に謝罪したり、説明したりしてみましょう。
ただし、それらがエスカレートして同期に暴力を振るわれたり、物を隠されたりするような悪質な行為に至った場合は、場合によっては犯罪になりますので、速やかに担任教官に申し出ましょう。
それはもう、いくら同期だからとかばう必要はありません。加害者側の同期が処分対象になって、辞めさせられたり重大なペナルティを受けることになります。
仮にあなたに原因がありイジメが発生したとしても、警察学校で「イジメ」なんか行う人間はその時点で警察官として不適格です。
だって、人間的に優れている必要がある警察官なのに、やってることは他人を不幸にしかしないゴミクズ行為ですからね。
最後に、警察学校に入る学生の内、特に新卒のⅡⅢ類のクラスは、考え方がまだ大人ではありません。
一定レベルの試験を突破しており、能力的にはある程度揃っていますが、人格まで優秀な人材が揃っているわけではありません。
きちんとした大人な考えができる者もいれば、どうしようもない幼稚なお子様も混じっているということを知っておいてください。
わたしがあなたに伝えたい同期の真実はこれ!
同期は意外と子供!
同期も自分のことだけで精いっぱい!
誰しも必ずいいところもあれば、悪いところもある!
そして、どうしても同期に馴染めない人に贈る極論がこちら!
同期とは卒業すればそれでバラバラ!
辞めずに卒業を待て!
「教官にいつも自分だけ叱られるからもう嫌だ」という時の対処法
警察学校に入校すれば、誰しも必ず教官に叱られます。
その中でも、他の学生に比べて叱られる率がハンパなく高い学生が出てくるのも事実なんです。
その学生は、2種類のタイプがあります。
一つ目は、「やるべきことをしっかりやって、学校での役割を果たし、一生懸命頑張っている学生」です。
え?なんで?って思いませんか?
やるべきことをやってるのに叱られてるんですよ?
この場合は、やるべきことをやり、役割を果たして一生懸命になっているからこそ教官の目に止まり、目をかけてもらってる、と言い換えることができます。
どういう学生か例を出すと、その期の総代や副総代、その他の役員、一生懸命勉強して、授業中に知らないながらも積極的に発言する学生、術科で飛びぬけて才能がある学生などです。
実際は叱られてるわけじゃないんですけど、いつも教官室にいて、いつも教官に何かを言われてるので、一見すると叱られてるように見えるだけなんですよね。
問題は次です。
「コイツどうしようもねえ奴だな。辞めさせちゃおうかな」って教官達に思われちゃった学生。
警察学校は警察官を育てる場所ではなくて、不適格者を見抜き、排除する場所であることは以前からお話ししているとおり。
わたしの実体験に基づく考えですが、そういう学生をどういう基準で見抜くかと言うと、
【日常生活】
・ あまりにも考え方が幼稚
・ 自己中
・ いつも自分だけ手を抜いて楽をしようとする
・ やることなすこと全部テキトー
・ 言われたことを守らない
【試験】
・ 圧倒的な赤点の量
です!
わたしが感じた不適格な学生を見抜く基準がこの6つです。
他にもあると思いますけど、わたしにはわかりませんでした。
これらに該当していると判断されてしまうと、ことあるごとに教官に指導されることになります。
本当にちょっとしたことでかなり激しい叱責をされ、非情なペナルティが課せられます。
終末期には、ことあるごとに「辞めろよ」と言われるようになります。
もし、こういう教官からの叱責の実態があるのだとしたら、その学生は一度よく考えるべきです。
まず、自分の考え方や行動に自分勝手な部分は無かったかどうか。
教官に「やれ」と言われたことを全力でやっていたのか。
そして、その自分で考えた結果を教官に伝え、きちんと行動に移すんです。
最初は教官に伝えた時点で「お前にはできない」「お前には警察官は無理だ」「お前のためにも辞めることを勧める」って言われるでしょうけどね。
それにもめげずに自分の考え方や行動を変えることができれば、「あ、コイツ変わったな」って教官も徐々に静かになりますから。
でも、「性格だからどうしても直せない」って判断したり、考えることすらできない学生、何も気づかない学生は、さっさとやめてしまった方が身のためです。
あまりにも叱られすぎると、精神的に病気になりますよ。
そうなる前に一刻も早く辞めることをおススメします。
辞めたい理由がイベント由来の場合
次は、警察学校を辞めたい理由が警察学校の「イベント」に由来している一過性の場合です。
イベントごとに細かく説明していきます。
「警察学校入校初日」にもう辞めたい!
宇宙規模の不安と顕微鏡の中のプランクトンほどの期待を胸に秘め、くぐった警察学校の正門。
着校したとたんに待っていたのは、教官からの「てめー、声が小さいんだよ!!」という罵倒の嵐。
「な、なんてところにきてしまったんだ」と自分の選択に後悔しかしない事でしょう。
事実、わたしの同期はたった半日で辞めていった奴がいます。
そうならないために、警察学校入校からの数日は「自分を自分として認識しない」ことをおススメします!
「幽体離脱して上から寝ている自分を見た」とか、オカルト話でよく聞きますよね。
そんな感じで、体も心も自分だけど、第三者目線で自分を見るような感じにしちゃうんです。
自分が置かれた環境があまりにも異常なので、そうしないとやりきれないですよ!
「基礎訓練中」にもう辞めたい!
着校してから入校式までの間で実施される、警察学校生活史上もっとも過酷だといわれる基礎訓練時に辞めたくなった場合の対処法です。
まず、これからの生活を長い目で見るのを止めましょう。
だって、初外出が可能なのは20日以上も先のこと。着校から約3週間は原則外出泊禁止。
先を見ると沈むしかありません。
しかも待っているのは過酷な基礎訓練・・・。
精神的にヘコむには、これほどいい条件は無いですね。
まず、今日を終わらせましょう。
今日の基礎訓練が終われば美味しい晩御飯が待ってる!
ああ、そう考えても辛い・・・。
では、この時間を終わらせましょう!
おそらく、後数回この動作を繰り返せば休憩・・・のはず。
ああ、それでも辛い・・・。
では、今を終わらせましょう!
今の姿勢は気を付け!
あ、また号令が来た!何?敬礼!?
はい!敬礼をしてやったぜ!
よし!「今」が終わった!
と、言う風に、直近のことをこなすことに重点を置くんです。
それを繰り返していくことで、今日が終わり、明日が終わり、明後日が終わり・・・あ!明日は初外泊日だ!
ってなるんです。
これはわたしが常に行っていた考え方です。
「前期試験がもうすぐなのに全然覚えられない!」だから辞めたい!
警察学校での前期試験は、警察学校に入校した学生が最初にぶち当たる超過酷な試験です。
赤点を取りまくれば、最悪解雇されてしまいます。
試験前は、教場全体がピリピリした空気に包まれます。
みんな相当イラだってますよ。
そんな環境なので、当然のようにトラブルも激増します。
一番多いのが
「あ~!俺覚えられない!もう無理だ~!!」
って辞めていくパターン。
どの期どのクラスでも、この期間に必ずと言っていいほど数人ほど脱落します。
事実、わたしのクラスからも3人の学生がこれを理由に去っていきました。
こうなってしまった学生は、まず自分の努力が不足していることを恥じることから始めましょう。
だって、個々人の暗記力には差が無いことは周知の事実。
ただ、「正しい方法」で「ひたすら努力」したかしないかの差なだけです。
そして、覚えられてないことを受け止めて、
全力で試験を受けるんです!
「覚えられない」を理由に辞めてはいけません!
その結果、赤点だらけかもしれません。
教官に呼び出され、問いただされ、「辞めろ」と迫られるかもしれません。
でも、わたしの期で成績不振を理由に解雇されたのはたった1人です。
赤点の雨あられで、教官に「辞めろコノヤロー」と迫られた学生はまだまだ多いんです。
と・・・いうことは、
意外と何とかなるんです!
事実、成績不振を理由に解雇される学生より、途中で自ら諦めて辞めていく学生の方が圧倒的に多い!
というのが現実です。
「実務実習の結果、警察業務は自分が思ってたのと違った」だから辞めたい!
「実務実習」とは、警察学校生活の真ん中くらいに実施される、警察署に一週間くらい派遣されて、交番で実際の警察業務に関する実習を受ける制度です。
この実習の名前は、各都道府県警察によって異なりますので、ここでは警視庁に習い「実務実習」とします。
交番業務と言えば、道案内や落とし物の処理に始まり、110番の初動対応、交通の取り締まり、パトロールと幅広いまさに「なんでも屋」であり、警察業務の基本中の基本です。
そして、この実務実習後に多いのが「交番業務してみたけど、思ってるのと違ったから辞めたいです」ってパターン。
実務実習時の学生の扱い方は、警察署ごとによって異なります。
積極的に指導してくれる警察署もあれば、一日中交番の前で立番をさせる警察署もあります。
なんでこんなに差があるかって?
そりゃ、はっきり言っちゃえば実務実習生なんて邪魔でしかないからです!
忙しい交番ほど、実務実習生に構ってる余裕などありません。
だからおのずと、その扱いも雑になったりするんです。
なので「たった一週間のお客様扱いの研修で、自分が警察の仕事に合っているかいないかを判断するなんて、短絡的で浅はか極まりない」ということを言いたい。
警察業務は交番業務だけではありませんし、たった一週間の実習であなたが網羅できるほど簡単なものじゃないんです。
だから、「実務実習後に辞めたいです」ってのは変な話です。
「警察内部の検定に落ちた」だから辞めたい!
これもよくあるパターン。
警察学校では、初任科生が警察官として仕事をするために必要な警察内部の検定を、かなりの数実施します。
検定の種類などは言いませんが、教官からは「絶対に落ちるなよ」「落ちたらハジ」と言われ続けます。
警察学校は洗脳教育をする場所なので、「落ちたらもう終わり」「もう受けれない」と学生が一方的に勘違いをしてしまうんです。
そして実際に落ちて、取り返しがつかないと思い込み、自ら命を絶った学生まで昔はいたんです。
内部検定で落ちたから辞めるとか、命を絶つとか、有り得ませんからね!?
内部検定で落ちても、いくらでも再受験のチャンスはあります!
ちょっと検定を取得する時期が遅れるだけで、その後のあなたの警察官人生には何も影響がありません!
「前期試験もダメだったのに、後期試験も覚えられない」だから辞めたい!
もう、笑うしかないパターン。
あんた、前期試験から後期試験まで一体何やってたのよ!?
前期試験で成績がダメで教官に呼ばれたとき、「絶対頑張ります!後期試験でいい成績取ります!だから続けさせてください!」って、必死こいて懇願したんじゃないんですか?
それなのにまた同じ過ちを繰り返すとは・・・。
どうなるかは分かりませんが、とりあえず試験は受けた方がいいですね。
成績次第では解雇されるかもしれませんが、それもあなたの行いが生み出した結果です。
まず、後期試験を受けてみましょう。
辞めたらここまでの数か月、無駄になりますよ?
「後期試験も終わったからもういいや」だから辞めたい!
これが一番不思議なんですが、実際にあるパターン。
後期試験が終わったということは、あと1、2か月後には卒業です。
ここまで頑張っておいて、力尽きるように辞めていくんです。
わたしの期でも、実際に2人がこの時期に辞めて行きました。
原因はわかりませんが、ここで辞めるなんてもったいないです。
原因がわからないので、わたしにはこれの対処法もわかりません。
こういう学生もいるという一例として書いておきます。
どうです?おじけづきましたか??
警察学校を辞めたくなる理由もタイミングも人それぞれ。
「辞めたくなった時」に踏みとどまれるかどうかで、その後のあなたの人生が変わります。
ぜひ参考にしてください!
以上でーす!
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