
今回は、
「運動経験が無いボクだけど、警察学校の訓練についていけるのかな?世間ではすごく厳しいって聞くし・・・」
と、「警察官になりたいけどどうしようかな、と考えている人」または「警察学校に既に合格しているけど、運動面が不安だな」という人向けの記事です。
元POLICEMANけたろーが、その実体験を元に皆さんの不安を粉々に打ち砕いて差し上げます!
結論から申し上げますと、
運動未経験でも大丈夫!
何も問題ない!
ほんの少しの努力をすれば!
です!元警察官のわたしが言うんですから間違いない。
実際、わたしも全く運動未経験でしたから!はっはっは!
警察官を目指す運動未経験の若者よ、
大船に乗ったつもりでこの記事を最後まで読むがいい!
この記事はこんなお話
警察学校入校前までにやっておくこと
それでは、警察学校入校前までに運動面に関してやっておいた方がいいことについて説明します。
其の一 ちょっとだけ走れ!
運動未経験者がこれまで経験したことのない走り込みをするのは肉体的にも精神的にも辛いものです。
この記事を書いているわたくしけたろーも、実は警察学校に入るまでは運動からかなり遠い位置にいました。
最初、たった1キロを牛のような速度で走って、その後3日間動けなくなるほどの運動不足。
で、どうやってそれを乗り越えたかについては、この記事に書いてあります。
【限界限界また限界!20㎞を走破した先に待っていたのはランナーズハイ!】
絶対読んでくださいね!
プロのアスリートじゃなく、一般ド素人のわたしの体験談なので、かなり参考になると思います。
できるならば1kmだけでも走れるようになっておきましょう。
其の二 ちょっとだけ柔軟体操しろ!
風呂上がりで結構なので、前屈やストレッチなどで柔軟体操をしておきましょう。
体が硬いとケガの原因になります。
其の三 ちょっとだけ筋トレしろ!
目安としては、腕立て10回、腹筋20回、コレをやって筋肉痛にならないくらいに仕上げておいてください。
以上!
え?こんだけ?
はい、こんだけです。
それだけできれば十分。
皆さん勘違いしてるかもしれませんが、
警察学校は各界のトップアスリートを養成する場所ではありません。
考えてみて下さい。
警察学校には格闘家のような筋骨隆々の奴もいる。
線が細くて明らかにマラソン体型の奴もいる。
若干腹が出てきてる奴もいる。
背だけ高くてやせっぽちの奴もいる。
運動ができる奴もいる。
運動ができない奴もいる。
男もいる。
女もいる。
オタクもいる。(?)
マザコンもいる。(?)
宇宙人もいる。(?)
そんな奴らに同じ授業を受けさせるんです。
簡単に言うと、太い奴は細い奴より筋トレ面で有利、細い奴は太い奴より持久力の面で有利。
これは例外なくその通りなんです。
得意不得意があるのにもかかわらず、同じカリキュラムを受けさせるんですから、出来不出来が出てきて然るべきなんです。
学校の教官は、太い奴に「痩せて足を速しろ」とか、絶対太らない細い奴に「今すぐ太って筋骨隆々になれ」なんて無茶は言いません。
どうです?
ちょっとは安心しましたか?
警察学校での運動とは?
警察学校で主に行われる運動についてお話します。
警察学校の基本運動は「ランニング」と「筋トレ」です。
授業では「柔道または剣道」「逮捕術」「体育」などがありますけど、全ては持久力の基礎を作る「ランニング」と筋力の基礎を作る「筋トレ」で成り立っています。
まずはランニングから説明します。
入校したら卒業まで、授業、課外活動、バツなどでことあるごとにランニングが待っています。
ランニングと言っても「集団走」が基本です。
「集団走」は、基本的に「誰でも走れる速度」で走るのが基本です。
まれに授業で集団走ではなくて単なる「ランニング」になるときがありますが、そうなると足の速い奴は前に、遅い奴は後ろに、という構図が出来上がります。
それで後ろになってもめげることなく走り続ければそれでいいんです。
一番ダメなのは、他の奴が必死になって走っている時に自分だけ歩くこと。
こういう時に歩くと、それは「協調性が無い」とか「根性がない」とかネガティブにとらえられてしまいます。
たとえ歩く速度まで速度が落ちたとしても、自分に負けずに走り続けることが重要なんです。
それが傍から見て必死にやっていれば、教官は何も言いません。
同期も「頑張れ!」と声を掛けてくれます。
警察学校で走り続ければ、自然と体力もついて、わたしみたいな運動未経験者でも卒業までに20km以上余裕で走れるようになるんです!
問題なのが「筋トレ」です。
脅しじゃなくて、教官によっては限界まで追い込まれてケガをする手前まで行くことがあります。
筋トレはその効果も凄いですが反動も凄いです。
さらにとてもキツイため、教官が学生に与えるバツとして手軽に利用されます。
わたしの時は、「腕立て伏せ」「腹筋」「バーピー」「スクワット」の基本種目のほか、腕立て伏せのような格好をしてその体制を保持する体幹トレーニングの「プランク」と言うものがよく利用されていました。
筋トレをさせる教官は、当然自分も筋トレが大好きな教官が多いです。
腕立て伏せであれば100回、200回と余裕でこなせるような方々です。
たいそうな努力をなさったのでしょうが、それを学生に押し付けてくる傾向にあります。
警察学校に入った当初、学生は腕立て伏せを30回出来ればいい方、わたしなんか20回もできませんでした。
学生基準でなく教官基準で行われるので、途中でみんな脱落していきます。
すると、「おい!誰が休めって言ったよ!?」「やれこの野郎!」と教官からの怒号が飛びます。
でも、腕や足が限界に達しているのでできないんです。
そんな事態になった時は、潰れてもいいので、何度でも「やるふり」をしてください。
頑張ってやろうとしている、という形だけでも見せないと、さらに激しい仕打ちが来ます。
辛いですが、そうやって同期が全員潰れるのを待ってください。
教官の狙いは同期全員をつぶすことです。
同期が全員潰れれば終了になります。
翌日あたりは体が痛くて歩くのもままならなくなります。
でも、それでいいんです。同期みんな同じですから。
一人だけだと困りますが、全員がそういう状態なら怖くありませんよね?
「警察学校に入って潰れたくないから鍛えたい!」
って方にお勧めなのがコレ!
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「ファイティングロード」の「ホームビルダーセット」です。
わたしも愛用しています。
値段なりの価値は十分にあります。
それと併用するといいのがこちら!
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何年も筋トレを日課にして、運動後にプロテインを飲んでいる方でコレを知らない人はいません。間違いなく。
いかがだったでしょうか?
運動未経験でもなんとかなる理由がわかっていただけましたか?
要は、運動経験者でも未経験者でも、必ず潰されてしまうんです。
教官の能力は我々のそれをはるかに凌駕しているんですから。
わたしの同期で、入校するまで運動なんか一回もしなかったよ、って奴がいましたけど、無事卒業できましたよ!
確かに警察学校の訓練はきついですが、身体能力が低いがために教官の仕打ちに負けても、精神的に持ちこたえられたら、それは勝ちです!
ちなみに、警察学校では「柔道」か「剣道」は必須だけど大丈夫かな?っていう不安もよく聞きますが、
素人でも何も問題ありません。
警察が求めているのは柔剣道の技術ではなく威圧感つまり迫力です。
手取り足取り教えてくれますから大丈夫です。
元警察官のわたしが言うんだから間違いありません。
頑張ってください!
以上でーす!
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