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けたろー
こんにちは、けたろー(@ketaroou)です!
ポコ
ポコだっポ!超厳罰化された飲酒運転の歴史をたどるっポよ!

今回は、元POLICEMANであるわたくしけたろーが、超厳罰化された大罪「飲酒運転」の昔と今を徹底調査してみました!

運転免許を持っている人のみならず、もはや人としての常識となっている「飲酒運転はダメ」という事実。

それでもなお、飲酒運転をする輩は後を絶ちません。

平成28年の統計では、全国で26423人が飲酒運転(酒気帯び運転25864人+酒酔い運転559人)で検挙され、免許取り消しや免許停止の行政処分や刑事罰、民事責任や社会的制裁を受けています。(平成29年版犯罪白書より)

あなたは知っていますか?

飲酒運転には、段階的に罰則が強化されてきたという歴史があるということを。

今でこそ「飲酒運転をしたら人生ゲームオーバー」と言われる時代ですが、果たして昔はどうだったのでしょうか?

「飲酒運転」に対する罰則の強化。それはまさに、日本の車社会の発展と共に増えて行った「悪質な交通事故の発生」により強化された歴史があったのです。

1960年、「道路交通法」制定!

今で言う「道路交通法」という法律の適用が開始されたのは、今から遡ることおよそ60年前の1960年(昭和35年)12月20日のことです。

道路交通法が制定された目的は、超簡単に言うと「道路の安全を維持して、事故無くスムーズな道路環境を実現しましょう!」ということです。

道路交通法が施行された当時、日本全国の車両の数はたった約290万台であり、平成30年8月の約8198万台と比較した場合、総数は28分の1と圧倒的に少なかったんです。(参考:一般財団法人・自動車検査登録情報協会総務省統計局

1960年(昭和35年)当時の日本人の人口が約9400万人ですから、人口約32人に対して車両1台程度の割合で、いかに車の台数が少なかったかがわかりますね。

念のために、平成28年時点の人口は1億2700万人ですから、人口約1.5人に対して車両1台の割合です。

車両保有台数が増加すれば、それまで前例の無かった悲惨な交通事故が発生してしまいます。

そんな事故が起きたり、危惧される事案が発生する度に道路交通法は改正され続け、その時代時代に見合った法律に進化してきました。

 

飲酒運転についても全く同じことが言えます。

飲酒運転は、道路交通法が制定された当時から「飲酒運転はダメよ」と決められてはいましたが、飲酒運転を禁止される基準は今より圧倒的に緩かったんです。

今ではアルコール検出量が呼気1リットルあたり0.15㎎以上で「酒気帯び運転」に該当し、酒酔い状態であればアルコール検出量にかかわらずアウトです。

でも当時は、呼気1リットル当たり0.25㎎以上のアルコール反応があると運転が禁止されるだけで、万が一これに違反してても罰則はありませんでした。

 

実はこの時代、飲酒運転を取り締まる立場の警察官ですら、当たり前のように飲酒運転を当たり前にしていた時代だったそうですね。

事件が発生した時など「お前、一番酒飲んでないからお前がパトカー運転していけ」って指示なんか出ていたそうです。

どうですか?こんな時代もあったんです。

1964年、「飲酒運転」に対する罰則が制定!

1964年、日本は世界基準となりつつあった道路交通に関する条約(別称「道路交通に関するジュネーヴ条約」)に加盟することが閣議決定され、日本には国際基準の道路交通に関する基準が適用されることになりました。

このころ、日本における交通死亡事故の発生件数は13000人を超え、死亡事故抑止のための対策が必須になっていきました。

もちろん、飲酒運転防止対策も例外なく実施されることとなり、それまでは飲酒運転に対する罰則が無かったのですが、ついに「酒酔い運転は一年以下の懲役に処する」と初めて量刑が付いたのです。

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「飲酒運転」に対する罰則が段階的に強化されるも・・・

日本での車の普及に伴い、日本全国の交通死亡者数は1970年(昭和45年)の16765人がピークとなりました。

昔は今ほど交通安全に対する整備がなされておらず、今では当たり前に引かれている白線さえも引かれていない状態でした。

もちろん、その多大な死亡事故の中には、飲酒運転をしていた車によって引き起こされた悲惨な事故も多数含まれており、全国的に「飲酒運転根絶を!」「飲酒運転は厳罰を!」という流れが巻き起こり始めました。

 

死亡事故のピークになる一年前の1969年に、今ではお馴染みの「違反点数システム」が導入され、「この違反はこの点数が付与されますよ」「この点数を越えたら免停ですよ、免許取り消しですよ」という基準が出来上がりました。

こういう画期的なシステムが出来上がると、死亡事故を抑止する大きな力になります。

事実、このシステムが導入されてから、出る杭は打たれるという勢いで死亡事故の頭をぶっ叩き続け、見事に死亡事故は減少傾向に転じました。

もちろん、このシステムは飲酒運転に関しても適用されましたが、正直、飲酒運転を根絶するほど強烈な抑止力にはなりませんでした。

そうした最中、飲酒運転撲滅の機運を一気に高める痛ましすぎる交通事故が発生したのです・・・。

1999年11月28日15時30分ごろ、東京都世田谷区の東名高速道路東京IC付近で、箱根からの行楽帰りの千葉市の会社員(以下「夫」表記)の所有する普通乗用車(妻運転、夫と3歳・1歳の2女児の3名が同乗)が首都高速用賀料金所付近上り本線を走行中、料金所通過のため減速していたところ、高知県高知市から高知港→フェリー→大阪南港→阪神高速13号東大阪線→東大阪ジャンクション→近畿自動車道→吹田ジャンクション→名神高速道路→東名高速道路経由で東京に向かっていた飲酒運転の12トントラックに追突された(この時、別のワゴン車1台も事故に巻き込まれ損傷している。このワゴン車の運転手に怪我はなかった)。
乗用車は大破炎上。妻は自力で窓から脱出し、夫も救出されたが、同乗していた3歳と1歳の女児2人は焼死。夫も全身の25%を火傷する大火傷を負い、集中治療室で何度も皮膚移植することを余儀なくされた。妻は窓から逃げる直前に、夫は助け出される直前に娘2人の最期の声を聞いている。なお事故発生直後、偶然現場を通りかかったテレビ朝日のカメラマンが、事故直後の光景をテレビカメラで撮影していたほか、現場周辺にいた日刊スポーツのカメラマンが、近くのビルの屋上から炎上する車を写真で撮影している。
トラックの運転手は飲酒運転の常習者で、事故当日も高知から大阪へのフェリー内や東名高速の海老名SAなどで合わせてウイスキー1瓶(750ml入り)とチューハイ1缶を飲んだ。事故当時はひどく酩酊しており、真っすぐ立つことができないほどであった。呼気中のアルコール濃度は1リットルあたり0.63mgだったという。
事故より前、不自然な蛇行運転をする加害車に関する通報が日本道路公団(現在のNEXCO中日本)に次々と寄せられた。また、東京料金所では運転手が支払いに必要なハイウェイカードを探すのに時間が掛かったことから、料金所の係員がトラックを路肩に移動させカードを探させた後、運転手を降ろしハイウェイカードを預かった。その際、料金所の職員は運転手の足元がふらついていることに気づき、「ふらついているので休憩したらどうか」と声を掛けた(飲酒運転とは思わなかったと証言)。しかし運転手は、「風邪気味だったもので、薬を飲んだから大丈夫」と言い、休憩も取らずに運転を再開した(この時、トラックより後ろを走っていた被害者達の車がトラックを追い越していた)。その後、追突事故は起きた。

文章引用:Wikipedia「東名高速飲酒運転事故」より

ご覧の通り、東名高速道路にて飲酒運転車両による痛ましすぎる交通死亡事故が発生しました。

・・・もう、言葉が出ませんね。痛ましすぎます。

この交通事故で飲酒運転をしていたトラックの運転手には、業務上過失致死傷罪でたったの懲役4年の判決がなされ、確定しました。

この当時、今で言うところの「危険運転致死傷罪」なんて制定されていませんでしたから、これくらいの量刑が妥当なところだったんでしょう。

この交通死亡事故の発生により、「飲酒運転なんぞ許せるか!!」「悪質なのに量刑が軽すぎる!もっと重い刑罰を!」「飲酒運転した奴から免許はく奪を!」「!飲酒運転した奴には、今後免許を取らせるな!」などという「超・飲酒運転根絶」という機運が全国的に急激かつ急速にヒートアップし、最終的には約37万人もの同意を集めることになった署名活動が行われたりもしました。

その結果、道路交通法改正案が施行され、悪質な理由で最悪な結果を招いたドライバーを重罪に処すことができるよう、「危険運転致死傷罪」という新たな法律が誕生したりしました。

 

その後、2007年には、飲酒運転をしたドライバーはもちろん「飲酒運転することを勧めた奴」「飲酒運転車両に同乗した奴」「飲酒運転をすると知っていて車を貸し与えた奴」「飲酒運転をすることを知っていてお酒を提供した奴」なども「飲酒運転と同罪」として罰則規定が設けられました。

2009年に最新の罰則改定が行われ「飲酒運転=人生ゲームオーバー」が確定的となる!

2009年、飲酒運転に対する最新の罰則改定が行われ、これによって「酒酔い運転=違反点数35点」「呼気1リットル当たりのアルコール検出量0.25㎎以上の酒気帯び運転=違反点数25点」「呼気1リットル当たりのアルコール検出量0.15㎎から0.24㎎の酒気帯び運転=違反点数13点」になり、一発で免許取り消し、または免許停止の処分が科せられるようになりました。

ちなみに、過去3年以内の違反点数0点の人が一発免停になる基準は6点、一発免許取り消しになる基準は15点です。

さらに、欠格期間(免許を再取得することができない期間)というのも存在し、酒酔い運転をした場合、最長3年の欠格期間が発生することになります。

もちろん、これはただ「酒酔い運転をした」「酒気帯び運転をした」という場合であり、「酒酔い運転で死亡事故を起こした」とか「酒気帯び運転で重傷人身事故を起こした」などと言う場合は、さらに点数が加算され、欠格期間も延びまくることになります。

 

さらに、今のご時世「飲酒運転は撲滅すべきもの」として社会に認知されていますので、違反者には人生がゲームオーバーになるほどの制裁が待ち受けています。

違反や事故に対する罰金や交通刑務所への入所(刑事罰)、仕事は懲戒免職、違反や事故が新聞やニュース沙汰になり氏名&住所が公表される(社会的制裁)、被害者への補償(民事責任)が課せられたうえ、家庭崩壊が起こったり、世間の目があるために今の家に住めなくなったりするなどの不利益を被ります。

もう一度言いますが、まさに「人生ゲームオーバー」です。

人生はテレビゲームと違い、一からのやり直しがききません。

その後の人生がとてつもなく困難なものになることは、もはや目に見えています。

お読みいただいた通り、飲酒運転はまさに日本の車社会の発展と、それに伴って起きた様々な悪質な交通事故によって罰則が強化されてきた歴史が存在します。

おそらく、これからも何かしらの重大事故が発生した場合、再改定される可能性だって十分にあり得るわけです。

でも、よーく考えて下さいね?

飲酒運転って、もらい事故とは違って避けることができるんですよ!

そりゃそうですよね、お酒を飲んで車を運転しなけりゃいいんですから。

こんな簡単なことで飲酒運転は無くなるんです。簡単すぎてその辺のサルでも理解できる。

ただしそうは言っても、この「飲酒運転=人生ゲームオーバー」という時代ですら、飲酒運転や国の法律を甘く見て実際に隠れて飲酒運転をしている大バカ者が、おそらく何千人も何万人も存在するんです。

どうですか?

あなた、飲酒運転していませんか?

もし飲酒運転をしているんであれば悪いことは言いません。今すぐやめましょう。

お酒を抜くことができないのであれば、アルコール中毒などの病気も考えられます。禁酒をするために病院に行きましょう。

どうか、他人の人生をあなたの飲酒運転で壊すことが無いよう、また、あなたの人生をあなたの過ちで壊すことが無いよう、切に祈るばかりです。

以上でーす!

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