
今回、全国の皆様方にご紹介するのは、山形県の村山地方を中心とした郷土料理「ひっぱりうどん」です!
アツアツのゆで汁ごと提供され、みんなで同じ鍋からうどんを引っ張り上げて、具材中心のタレと絡ませて食べる山形県の麺料理の一つ。
今回は、実際に実演しながら「ひっぱりうどん」を作っていきたいと思います!
この記事はこんなお話
「ひっぱりうどん」って何?
ひっぱりうどんは、Wikipediaにこのように書いてあります。
山形県内陸部、特に村山地方におけるうどんの食べ方の一つ。
茹で上がったうどん(主に乾麺を用いる)を釜や鍋からすくい上げて、そのまま納豆やサバ缶などで作ったタレで食べる(かける・つける・絡める)スタイルのうどんである。
「ひっぱる」の意味は、釜からうどんを引っ張るから、納豆の糸をひくからなど諸説ある。他の名称として「ひきずりうどん」「ひっぱりあげうどん」「つっぱりうどん」などがある。
家庭によってはうどんを素麺に置き換えて「ひっぱりそうめん」として食するケースもある。
発祥は村山市戸沢地域、広域では村山市西部が挙げられている。冬が厳しい山形県内陸部では、非常時に備え保存食として乾麺や缶詰などを家庭で常備しており、農家の多くは自家製の納豆を作っていた。戸沢地域の山間部において、炭焼きは山ごもりを行い、食事は持ち寄った乾麺のうどんと納豆を使い、茹でたうどんを鍋からひっぱり出し、納豆などが入ったタレに直接からめて食べていた。これは手間が少なく味も良いことから、家庭の食事としても取り入れられたことによって、次第に広まっていったと伝えられている。
当初は納豆にネギなどで食べられておりサバ缶は一般に使われていなかった。1961年西村山にマルハニチロ系列のさくらんぼや桃などの缶詰加工を主目的とした工場ができた。これを起点に同社のサバ缶が地域に大きく普及するに至り、またひっぱりうどんに用られるようになったと言われている。
2000年代後半以降、山形県の郷土料理のひとつとしてマスコミに複数回取り上げられている。2009年8月25日放送「『ぷっ』すま」(テレビ朝日)の、山形県民が選んだご当地グルメ人気では第11位であった。山形ではメニューとして扱う店や、専用の乾麺[8]が存在する。
2010年代以降、うどん関連のイベントに出品したり、ひっぱりうどんをメインとしたイベントが開催されている。文章引用:Wikipedia
一般的に、寒い時期に食べるとめちゃくちゃ美味いうどん料理ですね!
「うどんだけ茹でてやるから勝手に食え」という、手抜き料・・・、コホン、ファストフード的な立ち位置でもあります。
小学校の時に、土曜日の昼ごはんでチャーハンと並んでよく出た、個人的に思い入れの深いメニューの一つ。
主な具材は、鯖缶、ツナ缶、納豆、生卵、ネギ、のり、かつお節、バター、その他自分の好きな食材に、醤油、めんつゆなどで味付けし、ここにゆで汁の中に入っているアツアツのうどんを入れ、まぜまぜして一気にかっ込むんです!
もう、至福のひとときです!
「ひっぱりうどん」を作ってみた!
それでは、早速わたしの昼ご飯用にひっぱりうどんを作ってみようと思います!
作り始める前に、本来、ひっぱりうどんには「納豆」「生卵」が欠かせない!という人が大多数なのですが、わたしは両方とも苦手としていますので、「納豆」「生卵」はこの記事では使いません。
本来は使う人の方が多いと覚えておいてください。
また、各家庭で違った作り方が存在しているものと思われますので、一概に「コレが当たり!」という決まりはありません。
要は、美味しけりゃなんだっていいんです!
今日の材料はこちら!
さて、作り始めるに当たり、材料は主にこんなものを使います!
生卵は嫌い、と言っておきながら画像上は映っていますが、使っていません。
また、この画像に映っていないものも使っちゃったりしてます!
こんなものでも十分に美味しいひっぱりうどんが出来上がります。
実際に作ってみよう!
まず、一番最初にたっぷりのお湯を沸かします。
お湯を沸かしたら、うどんを投入!
うどんを入れたら、茹でるべき時間でしっかりと茹でて下さい。
ひっぱりうどんのうどんは、正直何でもいいです。
太くても細くても、場合によっちゃ余ったそうめんでも冷や麦でもOK!
ただし、主に乾麺を使います。
生麺を使ってるのなんてみたことがありませんね。
うどんを茹でている間に、具材を準備しましょう。
今回は、わたしが一番好きな具材の組み合わせで、3種類準備しました!
一つ目がこちら!
鯖缶、きざみのり、ネギ、バター、余っていた揚げ玉、めんつゆの組み合わせ!
こちらはシーチキン、焼きのり、ネギ、かつお節、麺つゆの組み合わせです。
三つ目がこちら!
麺つゆ、バター、かつお節、焼きのり、ネギの組み合わせです。
バター醤油味になるので、かなりうまいです!
具材を準備している間に、うどんが茹で上がりました!
この時に注意しなければいけないのは、絶対にゆで汁を捨てないこと!
ゆで汁を捨ててしまったら、それはもはやひっぱりうどんではありません。
食卓に並べるとこんな感じ。
今回は、一人用なのでこんな風にしましたが、大勢で囲むのであれば、具材ごとにわけて提供して、各人が好きな組み合わせができるようにしてあげるのも手です。
では、具材にうどんを入れてみます。
うどんを入れたらよく混ぜます!
ジャージャー面とか、まぜそばと同じ感覚で混ぜて下さい!
そしたら後は食べるだけ!
わかりました?もう一回やりますよ?
こんな簡単な具材の組み合わせで想像を絶する美味しさですよ!
何度も言いますが、ひっぱりうどんは山形県を代表する手抜き料・・・ファストフードです!
ぜひあなたの家でもお試しあれ!
いかがだったでしょうか?
こんなひっぱりうどんですが、あなたの舌を絶対に満足させてくれます!
だまされたと思って一度やって見て下さい!
「ひっぱりうどん用うどん」と言うものがありますので、ご紹介しておしまいです!
おわりに
当ブログでは、我が山形県への旅行や移住、特産品の購入を考えている全国の皆さんに対し、少しでも役に立つ情報をまとめています。
わたしが実際に観光地などに行ってみて直接取材していますので、限りなく観光客と同じ目線に立って記事作成に当たっています。
実際にその場所まで行く必要があるので、ちょっと記事を書くペースは遅くなるんですけど・・・
この記事以外にも、山形県内のそれぞれの地方ごとにまとめた記事がありますので、ぜひコチラもご覧ください!⇒【山形県を遊び尽くす】
以上でーす!