
今回は、調理師免許を持っているわたくしけたろーが、お家で簡単にできる「具だくさん五目あんかけ焼きそば」の作り方をご紹介しちゃいます!
五目あんかけ焼きそば、知ってます?
パリッと焼き目を付けた中華麺の上に、アッツアツの五目あんかけを「うら~!!!これでもか~!!!」というほどかけた麺料理のことです。
作るのに慣れていない人は、自宅で作ることに抵抗があったり、面倒だったり、難しそうだって言う理由で諦めちゃうんじゃないかな~、と勝手に思っています。
今回は、「五目あんかけ焼きそば」を作ったことが無い人に向けて、その簡単な作り方を全力伝授しちゃいますよ!!
主婦や主夫の皆さん!
これを作ったら家族が喜ぶこと間違いなし!
今回は、オーソドックスな五目あんかけ焼きそばに仕上げていきたいと思います。
では早速、調理を開始していきますよ~!
この記事はこんなお話
最優先で「水溶き片栗粉」を作っておこう!
五目あんかけ焼きそばをはじめとする、「あんかけ」ものの料理の場合、真っ先にしておかなければならないことが「水溶き片栗粉」を作っておくことです。
水溶き片栗粉って知ってます?
はい、こちらです!
そう、読んで字のごとく「片栗粉を水で溶いておいた物」のことです。
なぜこれを最初に作っておくかというと、片栗粉の粒子一粒一粒にしっかりと吸水させる時間を与えるためです。
なぜ片栗粉の粒子にしっかりと吸水させておかないといけないかというと、水溶き片栗粉でとろみをつけた時、中途半端に吸水させた水溶き片栗粉だと、あんかけ状態が解けてしまうんです。
本来トロっとしたあんかけが水になっちゃうんですよね。
しっかりと時間を取って吸水させた水溶き片栗粉であれば、あんかけが水になっちゃうことは無くなります。
可能ならば、水溶き片栗粉を使う2時間くらい前を目安にして仕込んでおくといいでしょう!
具材を仕込んでいこう!
それでは、五目あんかけの元となる具材を仕込んでまいりましょう!
今回、わたしが使った具材はこちらです!
- 白菜
- 小松菜
- 豚こま肉
- ハム
- シーフードミックス(いか・えび・イタヤ貝(ホタテみたいなやつ))
- 筍の水煮(スライス)
- ブロッコリー
- 長ねぎ
以上、あんかけ用の具材10種類です!
たくさん種類が入れば入るほど、料理を出されたときに豪華に見えますし、食べてて楽しいものです。
今回、わたしは冷蔵庫の余りものやら何やらで作りましたのでこの具材になりましたが、別になんだっていいんです。
白菜の代わりに青梗菜を入れたっていいし、キクラゲを入れたっていいんです。
五目あんかけの良いところは、その具材としてほぼ何でも使えることですね。
ただし注意しないといけないのは、独特の風味を出す食材を使用する場合です。
例えば、シーフードミックスには「あさり」が入っているものもありますよね。
「あさり」は独特な風味を発します。
野菜であれば「大根」とか。
そういうのは、正直いれない方がいいと思います。
その食材一つで料理をぶち壊してしまう可能性があります。
味付け次第では何とでもなるのですが、作り慣れていない方はやめておきましょう。
火が通りにくい、人参、ブロッコリー、水煮にされて独特の風味がある筍の水煮は、一口大にカットしたら、あらかじめちょっとだけ火を通しておきます。
火を通す方法としては、「油通し」と「湯通し」の2種類がありますが、わたしは今回、これらを「湯通し」していきます。
沸騰したお湯の中に入れ、筍から入れ、人参、ブロッコリーの順番で熱を加えます。
ゆでる時間は筍は5分、人参とブロッコリーはそれぞれ1、2分くらいでしょうか。
別にさほど気にしなくて大丈夫です。筍の臭み取り以外は、とりあえずちょっと火が通っていればOKです。
お湯から上げたら水気を切っておきましょう。
次はシーフードミックスです。
シーフードミックスは、大体表面に薄い氷の膜が付いています。
これを取らずして料理にぶち込むと、生臭くなってしまいます。
なので、お湯に塩を一つまみ加えて、さっと茹でてしまいましょう。
茹で上がったら水気をしっかりと切り、表面に片栗粉をまぶしておきましょう。
豚こま肉には、醤油や胡椒で薄い下味をつけ、これまた片栗粉をまぶしておきましょう。
はい、こんな感じになります。
もっと本格的な下味の付け方もあるのですが、超めんどくさいので、家庭で作るにはこれくらいで十分です。
五目あんかけの主力となる白菜と小松菜は、斜めに切って並べておきましょう。ハムも四等分に切って一緒に並べておきましょう。
具材を切る上で大切なことは、スライスならスライス、千切りなら千切りで統一することです。
これにより、火のとおり方もほぼ均等になりますし、見た目も良くなります。
これで全ての五目あんかけ用の具材の下処理が完了しました。
これを使って五目あんかけを作っていきますが、その前に中華麺を焼きましょう!
中華麺を焼く!
中華麺と言っても、その辺のスーパーで3食88円とかで売ってる「焼きそば」で十分です。
今回、わたしも3食88円の焼きそばの麺を使いました。
この中華麺を焼く段階で重要になるのが、「テフロン加工」の施されたフライパンを使うことです。
古いフライパンは「テフロン加工」が剥がれている場合もありますので、そういうフライパンで焼こうとした場合、フライパンに麺がくっついてしまいます。
そして、麺を焼く前には、フライパンに油を多めに入れておきます。
油を多めに入れておかないと、麺が素焼きになってしまいます。
麺が素焼きになると、すぐ焦げて、麺の中と外とで激しいムラが出てしまいますので、健康のことなど気にせずに、必ず油を多めに入れましょう。
準備が出来たら麺を投入します。
麺は、レンジでチンしておくとほぐれやすくなりますね。
こんな状態から焼いていきます。
途中、油をケチることなく周りから回しかけ、「揚げ焼き」の状態にします。
そうすると、こんな感じできれいな焼き目が付きます。
両面がきれいなきつね色になったら、フライパンから出し、余分な油を切ってお皿の上に盛ります。
記事を作成する関係上、麺と五目あんかけの作り方を別々に紹介しますが、麺を焼く工程は可能な限りあんかけと同時進行です。
麺が焼きあがり、お皿に盛りつけた直後にあんかけをかけられるのがベストです。
五目あんかけを作る!
それでは、この料理のメインとなる五目あんかけを作っていきます。
まず最初に、片栗粉をまぶしたシーフードミックスと、豚こま肉を「油通し」します。
フライパンに油を適量入れ、加熱します。
温度が上がった段階で具材を投入します。
プロの料理人は、具材を油に入れる順番とか気にしますが、家庭で作る分は何も問題はありませんし、味も全く変わりません。
豚こま肉の色が変わり、ちょっとした段階で取り出し、油を切っておきます。
次に、白菜・小松菜・ハムを炒めます。
フライパンに油を敷き、しっかりと高温で葉物の表面に焦げ目が付くくらいしっかり炒めます。
少し焦げ目がつくことにより、香ばしさが格段に上がります。
これらを炒めたところで、先ほど湯通し・油通ししておいた他の具材を投入します。
具材を合わせて炒めたところに、
- お酒
を加え、「ジャッ!」と言わせたところに、
- 鶏がらスープの素
- お水
を入れ、ひと煮立ちさせます。
ひと煮立ちさせたら、
- オイスターソース
- 醤油
- 砂糖
- 胡椒
で味を整えます。
味付けをする上で、塩加減には要注意です!
塩味を強くしてしまうと、しょっぱくて途中から食べられなくなります。
なので、どちらかと言うと甘めな味付けにしましょう。
味を整えたら1、2分煮込んで、水溶き片栗粉でとろみを付けましょう。
とろみをつけるときの注意点は、可能な限り片栗粉の部分のみを入れることです。
片栗粉を水でトロトロにした状態で投入すると、その分、味が薄まってしまうことになります。
もう一つの注意点は、水溶き片栗粉を入れたら、すぐに混ぜましょう。
すぐに混ぜないと、ダマになります。
上手にとろみをつけるとこんな感じになります。
とろみが決まったら、40秒以上しっかりと強火で加熱しましょう。
こうすることにより、片栗粉が水をしっかりと吸着し、粉っぽさが無くなり極上のあんかけになります。
最後に、ゴマ油を回しかけ、!極上の五目あんかけの完成です!
具だくさん五目あんかけ焼きそばの完成です!
五目あんかけが完成したら、すかさず麺の上にた~~~~っぷりと盛り付けましょう!
もうアッツアツでトロットロの極上の五目あんかけが、パリッと香ばしい中華麺に絡まり、最高に美味しそうです!!
よ~~~~く絡めてお召し上がりください!
おわりに
どうですか?
メチャクチャ簡単だったでしょう??
五目あんかけの良いところは、先ほども申し上げましたが、冷蔵庫にある野菜ならほぼ何でも具材として使える所です。
冷凍庫の奥深くに眠ってる豚肉とか、不良在庫化してる食材を一掃できる上、コストパフォーマンスも最強にいいんです!
この五目あんかけ焼きそば、普通に中華料理店で食べようとしたら800円は取られますよ!
さあ、画面の前のあなた!
お近くのスーパーから特売の3食入り焼きそばを買ってきて、ぜひチャレンジしてみましょう!
最後に、このお料理を作る上で最も重要な調理器具をご紹介しておしまいにします!
この超美味しそうな具だくさん五目あんかけ焼きそばを作るためには・・・