
さて、皆さんの車にはドラレコ(ドライブレコーダー)は付いていますか?ふっふっふ、私の車にはついてますよ、ドラレコが!
この記事はこんなお話
ドラレコってもう必須装備!ディーラーさんも標準装備でいかが?
皆さんは、教習所に通った時に教官から教わったことを覚えていますか?
「曲がるときはもっと左右を見て!顔をしっかり左右に向けて!!まだ足りないよ!もっと!」「巻き込み確認しっかりして!!」「ほら、道路わきに自転車が走ってるからもっと大きく避けて!」「ウインカーを上げるのが遅いよ!」
などなど、数えきれない注意を受けませんでしたか?あれは全て正しいですよね、当然教習所で教えることですから。私はあのうるさい(ごめんなさい)教官の教えを、免許を取って15年近く経ちますが、未だに忠実に守った上で運転しています。今も無事故無違反です。
私は、以前は元POLICEMAN。交通事故とか散々これでもか!ってくらい扱ったので、その経験をもとに、いい機会なので色々お話しします。
まず、常日頃感じることですが、思った以上に基本的な道路標識(一時停止、駐車禁止、駐停車禁止等)を見逃している(無視している)ドライバーが多いんです。多いというより、多すぎるんです。
道路標識って、何も訳が無く経っているわけではないんです。ちゃーんと意味があるから、その場所に、その種類の標識が付いているんです。
簡単に言うと、その場所に立っている標識の決まりを守らないと、危ないことが起きる確率が増えますよ、と言うことです。
皆さん、優先道路を走っていて、突然車が脇から飛び出してきたというヒヤリハット経験ありますよね?あんなのがいい例です。
道路標識って普段から意識して見るように癖を付けないと、必ずいくつかは見逃すんです。YouTubeなんかで、事故の瞬間のドラレコ映像なんか見てみると、「え?何でここで出てくるの?」と感じるものが多いですね。
標識の見落としだったり、左右の確認不足だったり。うっかりですから、いわゆる過失です。
ちなみに、交通事故は過失だから交通事故として扱われるんです。故意的に交通事故を起こしたら、それは殺人未遂罪、傷害罪、器物損壊罪等に問われてしまいます。
中には、故意的に相手に不利益を与えるような運転の仕方をする輩もいますよね。例えば最近話題のあおり運転だとか。あんなのはもはや問題外!今なら、暴行罪で一発検挙の上、危険な運転をする性格を保有している人間だということで、一発免許取り消しですね。間違いなく。
先日家族で海に出かけたとき、わたしも明らかに若者が運転する車からあおり運転を受けました。いやー、怖かったですよ。だって車間距離なんて完全無視ですよ。
接近してはブレーキを踏むの繰り返し。私の前にも走行車両がいるにもかかわらずですよ。
私はそんなアフォには喜んで道を譲ってやる性分なのですが、そこは峠の下り道。下りカーブが連続して、とても譲れる状況ではありませんでした。
すると私の前の車が左折のため減速、私も続いて減速しました。すると、後ろの無謀運転車は当然ブレーキが間に合いませんよね。私をあおり続けているわけですから。
追突されないように後ろを確認しつつ減速したわけですが、後ろの車は思い切り右にハンドルを切り、対向車線にはみ出して大きく追い抜いていきました。
本当にあきれ果てましたね。やっぱりアフォですね。考えを改めないとアイツいつか事故るぞ、そう感じた出来事でした。
そんな突発的に巻き込まれてしまう交通事故や、無謀運転者なんかに対応するためにドラレコが必要なんです。私はすでに自分と妻の車にドラレコを付ける予定をしていましたが、やっぱりドラレコは必要なんだなと感じますね。もう、標準装備レベルですよね。
ドラレコの証明力はマジでハンパない!
交通事故は、大きく分けて2種類あります。
死傷者がある交通事故は人身交通事故、けが人のない交通事故は物損交通事故となります。
人身交通事故の場合、場合によっては警察に逮捕され、実況見分や供述調書等で証拠をしっかり固められ、然るべき刑罰、相手からの損害賠償、免許証の点数加算による失効、停止等の行政処分が科せられます。
この場合は自分が何をしなくても警察が証拠集めをしますが、物損交通事故は違います。
物損交通事故は、まず点数の加点はありません。警察を呼べば当然警察が来て事故処理をします。
ただしほとんどの場合、実況見分のような詳しい距離の測定や写真撮影はしません。ぶつかった場所を確認して、免許証や自賠責保険の情報を提示して、口頭で注意をして「事故証明が出るように手続しておくからね」と言われておしまいです。
その後、保険屋さんを経由して相手との交渉になるのですが、往々にして発生しちゃう問題が、「どこでどういうふうにぶつかった問題」「過失割合、あんたナンボ持つの問題」です。
交通事故は、見知らぬ者同士が何の人間関係も持たない中でいきなりぶつかって、負の感情を抱くという特徴があります。
負の感情を抱くと、人間は相手を敵と認識し、本能的に自分の身を守ろうとします。そこで行われるのが「お前がバックしてきたからぶつかったんだろ!?」「お前が前を見ないで進んできたからバックしてきた俺に気づかなかったんだろ!?」という「どこでどういう風にぶつかった問題」です。
物損交通事故では、警察が事故状況を判断して、事故証明という書類に「第一当事者(加害者)」「第二当事者(被害者)」を決めています。ただ、警察は客観的に状況を判断するだけで、どちらが良いか悪いか、過失割合はどっちが高いか低いかには関与しません。
だから、事故当事者同士で揉めるに揉めた結果、感情に支配されて事実が歪められ、同時に「過失割合、あんたナンボ持つの問題」も勃発するんです。そして、結局示談無きまま、はい調停でーす、裁判でーす、となるんです。
そんな面倒な状況を一発で解決するのがドラレコです。ありのままを録音録画して、見える聞こえる証拠として残るので、誰が何と言おうと事実が覆ることはありません。まさにハンパねえ!ですよ。そう、まさにパねェ!
映像に勝てる証拠はありませんよ?
けたろーまとめ
車に降りかかる災難は、何も交通事故だけではないですよね。
たまに警察24時とかでやってると思うんですが、細い金属の棒かなんかで、車の側面をぎぎぎぎぎーって引っ張って傷をつけるやつ。
最低最悪な器物損壊ですね。あんなのにも衝撃を検知して録画を開始したり、または窓ガラスをガシャンと割って中の物を盗んでいく車上ねらいにも効果的です。
当然、上に書いたとおり交通事故なんてお手のもの。
そして例えば、警察から「〇年〇月〇日、午前〇時〇分ころ、〇〇付近を走行した車のドライバーさんの車にドラレコが装着されていれば、その映像を提供していただきたい」なーんて情報提供依頼があったとします。
お、俺当てはまるじゃん!ってことで映像提供をしたとする。うむ。
そしたらなんと!凶悪犯罪の犯人の逮捕につながった!!
そしたらあなたに、警察から「いやーほんとに助かりました!心ばかりですが!」って、捜査協力功労が認められて表彰されたり、捜査協力費が若干支給されたりしますよ!
良いこと尽くめじゃないですか!
わたしは付けましたよ、ドラレコを。あなたはどうしますか?
ちなみに、わたしがつけたドラレコはこちらです!
ちなみに、こんなのも付ける予定です!
以上でーす!